水道技術経営情報
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水道周辺の出来事データベース Casebook

水源事故


病原性微生物

  • 【240926】1937年に福岡県大牟田市で1万数千人が赤痢のような症状を発症し、712人が死亡した「爆発赤痢」の慰霊祭。国は水道を介した赤痢菌による感染と判断したが、同市の三池港で給水した9隻の船に異常はなく、当時の水道課長は水道が原因でないと主張。現地調査をした旧陸軍軍医も「赤痢菌による水道汚染で片付けるのはおかしい」と話し、原因は不明。
  • 【230303】米フロリダ州でアメーバ「ネグレリア・フォーレリ」に感染した住民1人が死亡。保健当局は、水道水で「副鼻腔洗浄を行った結果、感染した可能性がある」と発表し、洗浄には滅菌水または蒸留水、1分以上沸騰させて冷ました水道水を使うよう警告。
  • 【230301】アメリカの医学博士が、薬剤耐性のある赤痢菌が増えていると注意呼びかけ。衛生状態が良くない海外へ旅行する際は、水道水を飲んだりせず、ボトル入りの水はきちんと密封されていたことを確認してから飲む等。
  • 【221006】シリア保険省、コレラ流行で39人が亡くなったと発表。内戦で浄水・水道施設の3分の2近くが損壊し、約1800万人が飲料水を下水で汚染されたユーフラテス川に依存していることが原因と見られている。
  • 【220518】パキスタン南西部バルチスタン州衛生局によると、コレラに2千人以上が感染し6人が死亡。現地の住民は、きれいな飲み水が確保できないと訴えていて、シャリフ首相が緊急対策を指示し、軍を動員してきれいな飲み水を供給するための移動式給水タンクの搬入や、患者の手当てをするための医療キャンプを設置。
  • 【200813】北海道函館市にある函館工業高校の学校新聞が、約140年前のコレラ流行や近代水道敷設を採り上げる。
  • 【190706】米国疾病予防センター(CDC)、クリプトスポリジウム感染症が増加していると発表。(記事内に感染経路の例として挙がっているのはプール)
  • 【190220】兵庫県神戸市の商業ビルの地下飲食店で客6人がノロウイルスに感染する食中毒。ビル地下の受水槽に雨水などをためておく別の水槽から汚染された水が流れ込んだためとみられるとのこと。市保健所が調べたところ、1月上旬から複数の飲食店利用者に下痢などの症状が出ていることがわかったとのこと。
  • 【180914】ジンバブエ国の首都ハラレを中心にコレラが流行。21人が死亡し3000人以上が感染。ハラレ郊外で下水があふれ飲料用の井戸が汚染されたことが原因とみられている。
  • 【170912】先週末、給食後に生徒が腹痛や下痢の症状を訴えていた青森県七戸町の中学校で、原因不明のまま学校の水道等の消毒が行われる。
  • 【170829】埼玉県と群馬県のO-157食中毒ニュースを受け、O-157についての一般的な解説の記事。井戸水が感染源になった例があることや、厚労省の「大量調理施設衛生管理マニュアル」では生食用の野菜や果物は流水で洗って、抵抗力の弱い人が口にする場合には、次亜塩素酸ナトリウム等で殺菌後に流水で十分すすぐことになっている等。
  • 【170626】イエメンのコレラ感染者数が20万人に拡大。国連は、飲料水の安全な保管を呼びかけるチームを派遣する方針だが、清潔な飲料水も不足。
  • 【170523】米国、疾病管理予防センター、プールでのクリプトスポリジウム感染について2014年は16件だったのが2016年に32件と倍増したと警告。
  • 【170517】イエメンでコレラ流行により3週間足らずで180人以上死亡。燃料不足で水道が機能してないのも一因。
  • 【161228】茨城県水戸市田野町の楮川浄水場の貯水ダムで死んでいた野鳥から鳥インフルエンザウイルス検出。市によると鳥インフルエンザウイルスは塩素消毒で死ぬので、水道水の安全性は確保できているとのこと....
  • 【160829】韓国、仁川のモーテルが、水タンク・水道の蛇口・シャワーなどでレジオネラが発見されたとして閉鎖。
  • 【160825】アメリカで、飛行機を最も細菌が多い乗り物として、細菌から身を守る方法として「水道の蛇口など、すべてのものになるべく直接触れないようにする。」とする記事が出る。
  • 【160819】埼玉県のさいたま市の市営プールの女子更衣室内シャワー室で、足を洗うための水道の蛇口から、市の基準を上回るレジオネラ検出。
  • 【150611】東京都で医学・栄養学や微生物学の有識者、ジャーナリストによる「初夏に気をつけたい水の問題。水を考えるセミナー」開催。「水道水の使い始めは蛇口を開けてしばらく流す。ペットボトルは、『口飲みしない』『飲み切り』を心掛る」など。
  • 【130326】福井県小浜市の県が飲用可能な「ふくいのおいしい水」に認定した湧水から大腸菌が検出される。「生水での飲用をご遠慮ください」と張り紙。
  • 【120625】長野県飯田市妙琴浄水場の汚泥をためる池でイワツバメ32羽が死亡。昨年も約250羽が死んでいたが、原因は不明。
  • 【110722】長野県飯田市水道局妙琴浄水場の汚泥処理施設の池で、イワツバメの死骸が約250羽見つかる。鳥インフルエンザ検査は陰性だったが、原因調査と処理施設の水の検査を県環境保全研究所などに依頼中。
  • 【110311】島根県安来市今津浄水場のろ過池でカモの死骸発見。鳥インフルエンザ感染に備え、ろ過池の運用一時停止。
  • 【110117】福島県郡山市、浄水場の貯水池で死んでいたカモ類から強毒性の鳥インフルエンザの陽性反応がでたとして、念のため貯水池を通さず猪苗代湖より直接取水する方向。
  • 【100828】青森県五戸町で簡易水道にて線虫の混入がみつかり、一時断水。
  • 【091003】鳥取県若桜町で簡易水道の供給区域の二つの集落36人が下痢症状を呈する。簡易水道の供給停止と検査。原虫やノロウィルスは検出されず。
  • 【080921】北海道北見市で小学校の水道水から大腸菌検出。
  • 【071006】富山県高岡市の簡易水道でジアルジアが検出され、飲用禁止措置。
  • 【070906】富山県富山市上下水道局、簡易水道水源からジアルジアが検出されたと発表。
  • 【061224】東京都水道局がノロウイルスの流行を受けて水道水中に存在していないかを調査したところ,検出されなかったとのこと。河川水からは検出された。
  • 【061208】宮城県で井戸水が感染源のボツリヌス感染症が確認される。水系では初とか
  • 【060515】大阪府能勢町の簡易水道で6月11日にクリプトが検出され,12日には浄水からも検出されたとして給水停止。14日給水再開。原因は調査中とか。
  • 【060513】大阪府能勢町の簡易水道でクリプトが検出されたとのこと。
  • 【041225】兵庫県宝塚市の北部の浄水場でジアルジアが検出される(浄水2個/20L,原水6個/10L)。市は飲用しないよう注意喚起,給水車を出して供給。検査期間からの連絡が24日金曜日の夕方,広報されたのが25日の土曜日だった点について市の対応が遅れたとして批判する声。12月27日,さらに検査したところ検出数が相当増加(上水24個/20L,原水103個/10L)。原因究明作業加速。
  • 【041110】群馬県が県内の人気のある「湧水」について調査したところ,数カ所で水道水が供給されていたほか,生のわき水については複数箇所で大腸菌群が検出される。
  • 【040708】京都府長岡京市で水源井戸から大腸菌群が検出されたとして取水停止。(一般論としては取水停止はちょっと過敏のようにも思いますが,これまでの経緯を考えれば致し方なしか...)
  • 【040706】山口県阿東町で鳥インフルエンザ対策として鳥を埋設処分した付近の地下水から悪臭。原因調査開始。(n-酪酸やn-吉草酸を調べるらしい,学生時代先輩が有機酸の有効利用を研究していた時以来,懐かしい響きであります)
  • 【040312】宮崎県宮崎市で,水質課長が原水の大腸菌群を不検出と改竄したとして処分される。
  • 【040228】都内で開催されたフォーラムで,山岳地帯の水呑み場の中にトイレが近くにあるなどして大腸菌群の検出されたものが100件弱あったとのこと。
  • 【040211】滋賀県守山市の水源地の浅井戸で大腸菌の検出により取水を停止したとのこと。なぜだか?
  • 【030115】石川県内で複数の人気のわき水から基準を超える一般細菌が検出していることが調査により判明。
  • 【020605】岩手県が県下の小規模水道などにリスクに備えたクリプト対策の強化を指示。
  • 【020516】厚生労働省がクリプト対策の実施状況を公表。人口ベースで95.8%にすでに対策が取られているとしつつも,残余の小規模な水道では今後の取り組みが必要とも。
  • 【011206】厚生労働省が26日付けでクリプトが検出された場合の対応について通知。
  • 【011122】クリプトスポリジウム対策指針が改正,11月13日付けで通知。
  • 【010705】愛媛県今治市で浅井戸からクリプトオーシストが検出され,緊急の水源切り替え。
  • 【010403】英国イングランド北東部で,口蹄疫に感染して処分された牛により水源が汚染される恐れが浮上,軍が中心になり埋めなおしへ。
  • 【000710】青森県三戸町の簡易水道で水源湧水からジアルジアを検出。6月26日より給水停止,7月4日には膜ろ過装置(栗田)を搬入,6日より本格稼動して洗管。

ダイオキシン類

  • 【240418】福岡県福岡市が撤去を求めてきた、五ヶ山ダムや南畑ダムに近い佐賀県吉野ヶ里町の国有林に埋められたダイオキシン類を含む除草剤、林野庁がようやく撤去に着手することに。
  • 【220513】ダイオキシンを含む除草剤245T剤が、1971年に禁止になった際に林野庁が処分に困り、全国54カ所で土やセメントに混ぜてコンクリート塊にして埋め立て処分。その一つは福岡県福岡市水源の五ヶ山ダムから1kmほど。市水道局が毎年検査していて、検出されたことは無し。
  • 【080820】新潟県、安野川にて微量のダイオキシン類を検出。
  • 【061201】鳥取県鳥取市の佐治川にて変圧器が運搬中に倒れて河川に流入,PCBを含む油が流出。流出したPCB量は90gとしている。
  • 【060402】新潟県佐渡市で簡易水道の水源の比較的近い廃棄物最終処分場から4.4pg/Lのダイオキシンが検出されたとのこと。
  • 【060310】鳥取県鳥取市でのPCB流出事件,県が撤去費の賠償を会社側に要求。
  • 【060304】鳥取県鳥取市の砕石場からPCBが流れ込んだ問題で,川底の土砂から高濃度のPCBが検出される。
  • 【060225】鳥取県鳥取市で水源地上流に位置する砕石場からPCBを含むコンデンサーが川に流出。とりあえず検査では検出されず。
  • 【060124】新潟県,新発田市の落堀川で2.5pg/Lのダイオキシンを検出したと発表。
  • 【050610】大阪府大阪市が水質,大気汚染状況のダイオキシン類の調査結果を公表。水道は問題なし。
  • 【020416】沖縄県金武町で汚水処理施設からPCBが検出され,町長が調査を申し入れる事態に。
  • 【011130】大成建設,新たにこれまでより有望な土壌中のダイオキシン分解微生物を発見。
  • 【010629】大分県が県内のダイオキシン調査結果を発表。全域で基準以下とのこと。
  • 【010628】滋賀県信楽町が産廃処理施設の地下水からダイオキシンが検出されたと発表。
  • 【010317】宮城県保健環境センターがダイオキシンの組成から汚染源を突き止める研究を推進。
  • 【010306】日本消費者連盟などNGOが環境省にダイオキシン類の緊急調査と統計を要望。
  • 【010303】秋田県調査で,一部調査地点でにわずかに環境基準を上回るダイオキシンが検出。
  • 【001107】福島県小野町の一般廃棄物処分場の浸出水が水道水源を汚染しているとして行われた調査で,底泥に高いダイオキシン。水は基準内。
  • 【000913】東京都大田区で下水道工事の際に油の臭いを不審に思い検査したところ,土壌から高いコプラナーPCBを検出。
  • 【000826】福岡県大牟田市の大牟田川の水から非常に高いダイオキシンが検出。川底のコンクリート板の隙間からにじみ出ている油が原因か。
  • 【000616】大阪府の能勢町,豊能町のダイオキシン汚染に対する調停の一環として,府営水道建設までの代替飲料水としてボトル水の供給が要求される。
  • 【991029】近海魚のダイオキシン類レベルが体重1kg当り2pgに設定された耐容一日摂取量(TDI)以下であることが厚生省の実態調査で明らかに。

ヒ素・フッ素・ホウ素

  • 【230822】神奈川県横浜市、西谷浄水場敷地内の土壌から基準値を上回るフッ素を検出したと発表。水道水の安全性に影響はないとする。
  • 【230729】北海道蘭越町、井戸の水質検査24検体のうち3検体から水道法に定める基準値0.01mg/Lを超えるヒ素が検出されたと発表。同町の地熱発電調査現場で起きてるヒ素を含んだ蒸気噴出との因果関係は現時点では不明。
  • 【230227】信州大学の研究チームがタンザニアで、マグネシウムとアルミニウムを原料とした結晶を使って、水中のフッ素を除去する実証実験。
  • 【150811】兵庫県尼崎市の小学校で、災害用の貯水タンク設置工事に伴う土壌調査で、国の環境基準の倍のヒ素が検出。市は健康被害の恐れはないとしつつも、地下水について水質調査をすることに。
  • 【121130】茨城県牛久市の保育園の井戸から基準の2.7倍のヒ素が検出。市は周辺地域を戸別訪問して飲用水ペットボトルを配布し、給水所を設置するとともに、汚染源の特定を行う。
  • 【121026】福島県いわき市の高校の新校舎建設予定地から、土壌汚染対策法で定められた環境基準を上回るヒ素とホウ素検出。同校は水道水を利用しており、有害物質は地表から数10センチ下の地層にあるため、県教委は「生徒の安全には関わらない」として建設予定地以外は掘り起こさずに現状のままにする方針。
  • 【120512】99年に茨城県神栖町(現神栖市)で起きた井戸水のヒ素の健康被害について、公害等調整委員会が県の責任を認め賠償の裁定。県側には、「自治体が整備した水道を利用するようにと啓発していた」等の説明も好意的には受け取られず。
  • 【120223】神奈川県逗子市で水道管工事の発生土から国の環境基準値0.01mg/Lを上回る0.012mg/Lのヒ素が検出。
  • 【111220】宮崎県都城市の中学校の、井戸水を使っている水道から、0.015mg/L(基準値0.01mg/L)のヒ素検出。市はボトル水を配布したりタンクを設置して対応。
  • 【091103】砒素被害を受ける水道や水資源技術者JICAの援助で宮崎大などの協力のもと,過去に中毒者が出た宮崎県高千穂町などで研修。
  • 【090428】兵庫県尼崎市の尼崎双星高校(合併新設)の建設予定地から基準を上回る鉛やヒ素が検出される。かつての市水道局の配水場敷地とか。
  • 【080528】長野県松本市の簡易水道においてヒ素が検出された問題の現地調査。鉱山系土壌由来か。
  • 【080417】日向市のショッピングセンター敷地でヒ素やフッ素が検出される。
  • 【080326】岐阜県高山市で土壌由来の砒素汚染が見つかる。
  • 【080221】長野県松本市で簡易水道からヒ素が検出される。周辺でもヒ素の検出。
  • 【070207】岐阜県御嵩町の工場跡地で基準を大幅に超える鉛とホウ素が検出。
  • 【060606】宮城県栗原市で抜き打ち環境検査により基準の30倍の鉛が検出される。
  • 【060328】岐阜県可児市で建設残土から酸性の汚染水が流出する事態に。市民グループが撤去を求めて調停申請。
  • 【060118】京都府福知山市で石炭ガス製造工場の跡地から基準を超える鉛やヒ素が検出されたと発表。
  • 【060117】沖縄県宮古市(宮古島)の地下水源で塩素イオン濃度が異常に上昇。水道水質基準ぎりぎりまで上昇しているが対応策には苦慮。
  • 【051014】奈良県桜井市で水道工事の残土にCONガラ,ASガラが混入していることが発覚。
  • 【051006】岐阜県関市の旧金属メッキ工場からホウ素とシアンが検出される。井戸検査実施へ。
  • 【050219】沖縄県宮古島の水源地で塩素イオン濃度が上昇している問題で,温泉施設による地中浸透廃棄に対する市長側の排出中止要請に対し,施設側は拒否の構え。
  • 【050119】熊本県八代市で16世帯の井戸から基準を超えるヒ素が検出される。
  • 【041110】沖縄県宮古島で地下水の塩素イオン濃度が上昇傾向。不明ではあるが,台風の影響ではないかとの意見。11月20日,風送塩によるものとの調査結果。
  • 【040901】広島県三次市の簡易水道で微量のヒ素が検出され,急遽希釈処理により対応。
  • 【040819】岐阜県土岐市で地下水から1.5mg/Lのフッ素が検出される。原因は今後調査する方針。
  • 【040602】秋田県小坂町の小坂鉱山の排水の常時検査で0.28mg/Lのヒ素が検出され,放流を停止。
  • 【031204】茨城県河内町で井戸から環境基準の最大9倍のヒ素。自然由来との観測。水道への切り換え等を指導とのこと。
  • 【030626】和歌山県和歌山市の井戸から環境基準を超えるヒ素。飲料水は水道への転用を呼びかけ。
  • 【030619】熊本県で地下水水質の問題が多数。富合町と菊鹿町の簡易水道で基準を超えるヒ素,八代氏の井戸水からはホウ素が検出。
  • 【030614】福岡県大刀洗町で水道への転換が進んでいないことが明かに。
  • 【030613】広島県三次市の小学校井戸水からヒ素検出(0.031mg/L)。ROろ過装置を設置。
  • 【030605】熊本県宇土市で,小学校の井戸水から継続的に基準を超えるヒ素が検出されていたにも関わらず,抜本的解決を図っていなかったことが問題に。
  • 【030322】茨城県神栖町で地下水から高濃度のヒ素が検出。これを機に水道に切り換えるとの声も。
  • 【030301】福岡県二丈町で水道水源がラドンを含有しているとして温泉施設に転用。
  • 【021009】大阪府北区の複合商業施設で,地下水から下水への排出基準を超えるヒ素等が検出されたにもかかわらず,問題ないと説明していたとのこと。
  • 【020308】宮城県鶯沢町の鉛川で6.6mg/Lのフッ素が検出。鉛川は下流で若柳町や金成町の水道水源になっており,監視体制を強化する方向へ。
  • 【010214】北海道石狩市の茨戸川で川底の土からヒ素が検出された。水からは検出されていない。「茨戸川環境保全対策連絡協議会」では早急な調査を決定。3月6日にはワカサギを捕獲調査。
  • 【000812】石川県内灘町で団地の地下水源の水道で濁水。春先から除々に臭いが強くなり,夏にごろには真っ赤になったことも。当初は給水管の問題を疑ったものの,調査に従い鉄バクが疑われるようになった。県水への全面切り替えで対応。
  • 【990626】福岡県の一斉調査の結果,県内5箇所の井戸からヒ素やフッ素が検出。

有機フッ素化合物

  • 【240927】基準値を超えるPFASが検出された熊本県益城町の東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパスの井戸を、熊本県が追加調査した結果、基準値を下回る。
  • 【240925】沖縄県、PFAS問題に関し、有害物質や廃棄物に関する国連特別報告者を11月に招聘。
  • 【240920】京都府福知山市、三和町の芦渕浄水場から供給される水道水から暫定指針値を超えるPFASが検出されたことを受け、上流河川の調査した結果、約10km上流の猪鼻川で53ng/LのPFASが検出されたと発表。
  • 【240919】埼玉県さいたま市、8月に市内河川で実施したPFASの測定で、藤右衛門川・柳橋地点から国の暫定指針値を超える210ng/LのPFASが検出されたと発表。
  • 【240918】岡山県吉備中央町が委嘱した飲み水汚染の「原因究明委員会」、汚染源について、地元で使用済み活性炭の再生を手がける満栄工業の「資材置場に置かれていた使用済み活性炭と考えることが妥当である」と結論。町は水道水汚染をめぐる対策費用など2億円とも言われる賠償を満栄工業に求める。
  • 【240913】和歌山県和歌山市、市内13か所の井戸水のPFOS検査をするための関連議案を議会に提出。水道水源の方は調査済で、いずれの調査地点でも基準値を下回る。
  • 【240907】岡山県吉備中央町、PFAS問題に関して、希望住民に公費で血液検査を実施することを決定。検査は早ければ10月から。
  • 【240906】PFAS問題に対するアメリカの積極政策の背景に、健康影響・被害との因果関係が詳しく立証されるのを待つことなく、被害が拡大する前に適切な対策を講じる「予防原則」の考え方があるとの話。
  • 【240906】千葉県水質保全課副課長、PFAS問題についての取材に、どの程度の量が影響を及ぼすのか、十分な知見はないので、県民の皆さんにはPFASについて「正しく理解して、正しく恐れてほしい」と話す。
  • 【240904】埼玉県、川越市内の不老川の1地点でPFOSとPFOAが暫定指針値を超過した問題で、狭山市と川越市で追加調査した結果、久保川の8地点で暫定指針値超過。なお、狭山市、川越市では、PFOSとPFOAの水質検査を定期的に実施し、浄水場が取水している水が安全であることは確認。
  • 【240903】兵庫県明石市で、基準値越えのPFASが検出された明石川を水源とした水道水が供給される地域の住民33人が、市民団体による血液検査を受け、平均11ng/mLという結果に。明石市は、浄水処理後は国の安全基準を満たしているため、飲み水として問題ないとする。
  • 【240823】熊本県益城町にある東海大学のキャンパスの井戸水から、国の基準を超える82ng/LのPFAS検出。大学ではこの水を飲まないように呼びかけ、上水道に切り替えることなどを検討。
  • 【240821】PFAS汚染が確認された17地域の代表が汚染の現状や取り組みの内容などについて報告する「PFASオンライン全国交流集会」が17日に開催。
  • 【240819】日刊工業新聞が、PFAS問題が需要拡大の好機となるメーカーの紹介記事。
  • 【240814】「PFASに対する総合戦略検討専門家会議」等、環境省のPFAS対応についての記事で、血液検査に後ろ向きとの批判。
  • 【240811】市民団体が大阪府と兵庫県に住む1190人の血液検査を行った結果、3割余りからアメリカの安全基準値を超えるPFAS検出。
  • 【240731】東京民主医療機関連合会等、PFASの健康被害を明らかにするために血中濃度調査を推進するよう東京都に要請。
  • 【240730】東京都小平市にある陸上自衛隊・小平駐屯地の飲用井戸から、260ng/LのPFAS検出。
  • 【240729】香川県観音寺市茂木浄水場の水源のひとつ茂木第2水源で、59〜74ng/LのPFAS検出。香川県広域水道企業団は、この水源からの取水を停止し、別の浄水場からの給水に切り替え。
  • 【240727】英バーミンガム大学の研究者、「分子がイオン化しているため、PFASが皮膚組織を通過する可能性はないとされていたが、私たちの研究はこの仮説が必ずしも正しいとは限らないことを示している」と発表。
  • 【240726】岐阜県と各務原市がPFAS問題で水源地周辺の事業所を調査したところ、航空自衛隊岐阜基地や各務原市役所を含む5施設で、PFASの使用や保管があったという結果に。
  • 【240726】兵庫県丸尾県議、明石川のPFAS汚染を独自調査し、「(神戸市にある)最終処分場の排水にPFASが高い濃度で含まれ、明石川の汚染につながっている」と話す。
  • 【240724】飲み水に含まれるPFASの管理をめぐる環境省の専門家会議、食品安全委員会が6月に示した「耐容一日摂取量(許容摂取量)」に基づいて、いまと同じ「PFOSとPFOAの合計 50ng」が妥当とする意見に賛同が集まる。「水質管理目標設定項目」から「水質基準」に移行し、市町村などに遵守義務付け。
  • 【240724】北海道札幌市衛生研究所が2009〜10年にPFASの調査を実施して1559ng/Lを検出した丘珠2号川を北海道新聞が調査したところ、84ng/Lという結果に。下流に浄水場はなく、水道水としては使用されていないことなどから、市環境対策課は「丘珠2号川の再調査は考えていない」とする。
  • 【240722】北海道苫小牧市の安平川でPFASが検出された問題で、上流にある安平町は浄水場の検査で検出されなかったと発表。北海道は新たに濃度の高い部分が見つかり発生源の特定につながる可能性があるとする。
  • 【240717】環境省の有識者会議で、PFASの水道水の基準見直しに向けた議論開始。
  • 【240717】岡山県吉備中央町、PFAS発生源とみられる活性炭を所有する地元業者に対し、1億円を超える損害賠償を請求。
  • 【240716】埼玉県大野知事、過去にPFOSとPFOAが国の定める暫定指針値を超過して検出された、川越市や狭山市の不老川や久保川について、2024年度に追加調査したところ、久保川の4カ所で新たに超過検出があったと発表。直接取水を行っている水道事業者はいないため、水道水などへの影響はないが、原因特定に向けた調査を行う。
  • 【240708】EPAアメリカ環境保護庁が、水道水中のPFASをほぼゼロに削減する規制を定めたのに対し、アメリカ化学会と全米製造業者協会が、数億人が使用するアメリカの水道水中の合成化学物質を、システムからすべて除去するのを義務づけるのは、政府の権限を逸脱しているとして提訴。
  • 【240705】兵庫県神戸市内の企業が製造したミネラルウォーターを、市が23年1月と6月に検査したところ、94〜310ng/LのPFASが検出され、市は事業者に対応を要請。企業側はPFASを除去する活性炭フィルターを設置し、市は12月の検査で目標値以下になっているのを確認。
  • 【240705】東京都のPFAS問題について都知事選の主な候補に取材した記事。小池氏:検討のため国に問題をまとめてほしい。蓮舫氏:血液検査、基地への調査は国の責務なので要望していく。石丸氏:(基地の中まで調べるべきという声には)できることならやった方がいい。田母神氏:(血液検査を)公費でやるかどうかは、その時の予算の状況を見ながら検討したい。
  • 【240704】PFAS問題で国の認識が欧米と比較して甘いとの報道に使われたXの引用が、「水道水はもう安心して飲めないの?」「早く規制しないとアスベストみたいになる」。
  • 【240703】立憲民主党の長妻政調会長、東京都立川市でPFAS被害を訴える住民へのヒアリングで、日本は水の安全とかの後進国で、非常に遅れている日本のこの問題を前に進めるべく取り組んでいきたいと述べる。
  • 【240703】毎日放送のPFAS問題解説ニュースで、大阪府の浄水場が日本の基準値内であることに言及。
  • 【240629】岐阜県各務原市でPFAS問題の中長期的な対策などを検討するため、専門家らでつくる対策委員会の初会合。市は、三井水源地の水質改善を中期的な対策とした上で、木曽川や地下水などほかの水源から取水する案を提示。専門家からは、「地域全体として最適か、県とも議論を進める必要がある」等の意見。
  • 【240628】埼玉県企業局、PFOSとPFOAについて、県営浄水場の原水、浄水などで「国の定める暫定目標値の超過なし」とする検査結果を発表。
  • 【240626】PFASについて群馬大の鯉淵副学長、「水道水のPFASは活性炭やフィルターで対応できる。皮膚からは吸収されないから、風呂や洗い物に利用しても問題はない。パニックにならず正確な情報に基づいて恐れるべきだ」と説明。
  • 【240625】内閣府食品安全委員会、PFASの健康影響について、国として初となる評価書を決定。
  • 【240622】政府、水道水のPFAS調査を、47都道府県の担当部署や水道事業者などに要請。
  • 【240620】内閣府の食品安全委員会の作業部会、PFASの健康への影響についての初の評価書の案をとりまとめ。PFOSとPFOAについて、毎日摂取しても生涯にわたって健康への影響がないと推定される1日の摂取量は、体重1kgあたり20ngを妥当と評価。
  • 【240619】国連人権理事会のもとにある「ビジネスと人権」作業部会がまとめた報告書に、PFASに汚染された水源の近くに住む人々の健康調査を実施する日本政府の取り組みは限られていると報告。日本政府は、PFASの血中濃度と健康影響の関係は十分に解明されていないと反論してるが、的外れとの指摘も。
  • 【240612】東京都小池知事の2期8年に対し、多摩地区のPFAS汚染源は米軍・横田基地の疑いがあるが、防衛省に下駄をあずけて動いていないとの批判記事。
  • 【240611】岡山県吉備中央町、PFAS問題についての説明会で、10月から希望者にPFAS血中濃度を調べる血液検査を行うことなどを説明。
  • 【240607】山梨県北杜市の産廃最終処分場でPFASが検出され、周辺の河川で水質調査。結果は、約1カ月後に出る見込み。
  • 【240606】東京都小池知事が一期目に発表した都政の透明化ができていないという批判記事に、多摩地区の浄水所のPFASのデータを求めた当初、「2011年度以降のデータしかない」と説明され、3度目の請求で、ようやく古いデータが存在することを認めたとの話。
  • 【240605】市民団体「四日市公災害市民ネット」、三重県四日市市の河川水調査で最大3075ng/LのPFASが検出されたと報告。森市長に、汚染源の特定や継続的なモニタリングなどを求める要望書を提出。
  • 【240604】PFASがなぜ体に溜まるのかや、悪影響についての記事。悪影響については、構造が似ている脂肪酸だと体が勘違いして、脂肪酸を分解するパーオキシソームを出しすぎて、細胞のDNAを傷つけてしまうと。
  • 【240522】環境省、岡山県吉備中央町のPFAS汚染源が使用済活性炭の可能性を受け、使用済活性炭の全国調査を行うことに。
  • 【240518】兵庫県神戸市と明石市を流れる明石川で基準値を超えるPFASが検出(浄水後は基準値未満)された問題で、神戸市の担当者は「(検出された)平野町周辺に排水源とみられる工場などがないか探したが、明確な原因はつかめていない。継続監視しつつ、調査も進めたい」とする。
  • 【240517】青森県三沢市の米軍三沢基地東側のため池からPFASが高濃度で検出されたという民間調査結果が公表されて2ヶ月。水道水への影響はないが、専門家は継続的な行政による調査に加え、基地を管理する米軍の協力を仰ぐべきと提言。
  • 【240509】広島県東広島市、瀬野川水系で検出されたPFASについて、2024年度も監視継続の方針。
  • 【240507】岡山県吉備中央町、PFAS発生源の特定に向け、可能性が高いとされる河平ダム上流の資材置き場をボーリング調査。
  • 【240506】京都府京都市で、PFASの環境汚染をテーマにした写真展。
  • 【240419】静岡県静岡市清水区三保の化学工場周辺のPFAS問題で、昨年11月に市が調査を呼びかけた井戸5件から170〜360ng/LのPFAS検出。市はすでに飲用をやめ、水道水に切り替えるよう要請している。
  • 【240418】岡山県吉備中央町山本町長がPFAS問題についてのインタビューで、報告を受けたのは半年前だが、「3年間、もっと早く水道の供給を停止できた。そのことは職員、私を含めて対応が適切でなかったのは間違いない」と話す。
  • 【240417】米環境保護局(EPA)、全米6万6000の公共水道システムの6〜10%が、PFAS新規制に合わせてインフラを更新しなければならない可能性があり、規制の順守にかかるコストを年間15億ドルと見積もり。連邦政府から10億ドル補助すると発表しているが、米国水道協会(AWWA)はコストを年間38億ドルと見積もり、小規模施設の地域であれば1人あたり年間数千ドル、大規模システムでは数百ドルのコストがかかると見ている。
  • 【240416】千葉県、柏市と白井市の市境を流れる人工河川、金山落付近で最大1800ng/LのPFOS・PFOAが検出されたと発表。県は、金山落は飲み水用の水源ではないが、今後、周辺の井戸と原因特定に向けた調査を行うとする。
  • 【240414】米環境保護局(EPA)、飲み水のPFAS濃度基準とともに水道水中のPFASをほぼゼロに削減する規制を定めたので、全米の水道システムで、炭素ろ過や逆浸透膜浄水システムを設置する必要があるとの記事。
  • 【240412】広島県東広島市の井戸水から基準値超のPFASが検出された地区。市が配布する飲料水での生活が2ヶ月以上となり、受け取りに来た住民からは、「早く普通の生活に戻りたい」との声。
  • 【240411】広島県東広島市、井戸水のPFAS検出で上水道に接続する世帯について、敷地内部分は住民負担になるため50万円を限度に無利子で貸し付ける制度に必要な予算を補正予算で計上。
  • 【240410】米環境保護局(EPA)、飲み水のPFAS濃度基準について、PFOSとPFOAは各4ng/Lに最終決定。
  • 【240409】宮崎県西都市の井戸水から、新たに4地点で指針値を超過するPFAS検出。県は住民に水道水の利用を促す指導を行う。
  • 【240405】沖縄県久米島町の土壌から高い値のPFOSが検出されたことを受け、桃原町長が町HPの動画で水道水は法定水質検査をしており、異常な数値は出ていないと、安心して水を利用するよう呼びかけ
  • 【240322】岡山県吉備中央町の山本町長、PFAS問題で希望者の血液検査について全額公費負担とすると発表。
  • 【240319】岡山県吉備中央町の住民有志で作る団体などが、PFASが検出された河平ダムの浄化などを求める要望書を岡山県に提出。県担当者は、一気に浄化は技術的に課題が多く、まずは発生源を特定して対応をするのが優先かなと思っていると。
  • 【240319】宮崎県、西都市の地下水1地点でPFASが暫定指針値を超えたことを受けての追加調査で、西都市と新富町の新たに5地点の採水場所で暫定指針値の超過を確認。県は超過判明地点から半径1キロの飲用井戸利用者に飲用を控え、水道水利用を促す。
  • 【240318】広島県東広島市市議会、PFAS検出地域への水道の整備工事費用などを盛り込んだ今年度補正予算案を可決。\
  • 【240316】環境省、水道水や生活用水の水源などで高濃度のPFASが検出された場合の具体的な除去技術をまとめた指針を夏ごろ策定。
  • 【240315】岡山県吉備中央町PFAS問題で、有識者で作る委員会が健康への影響と対策をまとめた報告書を町に提出。
  • 【240314】岐阜県各務原市の浅野市長、PFASを取り除くための技術支援要請に環境省を、岐阜基地内の調査の協力要望に防衛省を訪問。
  • 【240313】岡山県吉備中央町、PFAS問題について検出の報告や適切な対策を行ってなかったとして、職員6人に減給処分、1人に訓告処分。
  • 【240311】岡山県吉備中央町PFAS問題の第三者委員会、町の危機管理の処理が不適切だったと結論付け、再発防止策などを盛り込んだ提言をまとめる。
  • 【240311】2022年1月に青森県三沢市にあるアメリカ軍三沢基地の消火システムから有害物質が流出した問題で、市民団体が2024年1月に行った調査で、近くの湖から746ng/Lの有機フッ素化合物を検出。水道水からの検出は無い。
  • 【240308】広島県東広島市のPFAS問題について、市と県が国を通じて川上弾薬庫の泡消火剤の使用状況について米軍に問い合わせ。米軍からは「使ってない。2020年におよそ8300Lを処分した。」との回答。
  • 【240304】宮崎県が県内158地点の河川や井戸で行った調査の結果、西都市岡富の井戸水から最大71ng/LのPFAS検出。県は付近の177世帯に井戸水を飲まないよう呼びかけ、水道の無い世帯には自治体が給水袋を配布。
  • 【240302】岡山県吉備中央町のPFAS問題で、外部の有識者委員会が水道水の水質管理を徹底することや、住民の健康への影響を継続して確認することなどを求めた意見書を取りまとめまる。
  • 【240227】広島県東広島市、瀬野川流域の河川や付近の地下水からのPFAS検出に関し、瀬野川の上流近くにある米軍川上弾薬庫に関する情報の公表などをアメリカ軍に求めるよう国に要求。
  • 【240224】広島県東広島市が、井戸水のPFAS検出に関する住民説明会。
  • 【240223】広島県東広島市、指針値を超えるPFASが検出された井戸の所有者に飲料水を配布し、上水道の敷設を進める考え。
  • 【240223】神奈川県横浜市西谷浄水場、移設した大正時代のれんが造りの建造物6棟を一般公開。
  • 【240220】米国立環境衛生科学研究所の前所長が、焦げつき防止加工の鍋やフライパンを全て処分したという記事に、PFASは既にいろんなものに含まれていて締め出すことはできないから、身を守る努力をしなくてはいけないとの話。
  • 【240216】岐阜県各務原市、新年度予算案にPFAS対策費、約4億6000万円を計上。
  • 【240213】岡山県吉備中央町の水源近くで発見されたPFASを含んだ活性炭、撤去後に管理する会社の備前市の倉庫で保管。備前市の市議団が、適切な対応を県に申し入れ。
  • 【240208】岐阜県と各務原市が行なった井戸のPFAS検査で、国の目標値を超えていた井戸は、三井水源地に近い航空自衛隊岐阜基地の西側に集中。
  • 【240206】広島県東広島市のPFAS調査、58地点のうち瀬野川沿いの3地点で指針値を上回る。市は指針値を超えた場所では井戸水の飲用を控えるよう呼びかけるとともに飲料水を配布。
  • 【240131】岐阜県と各務原市、PFAS問題の専門家会議を開催し、水質調査の結果報告や今後の対応について確認。
  • 【240126】広島県東広島市、瀬野川の源流で国の暫定指針値の80倍のPFASを検出したと発表。市は付近の住宅に地下水の飲用は控え、水道水をひいた地域センターなどの公共施設で取水するよう呼びかけ。
  • 【240125】内閣府食品安全委員会が、人が1日に摂取するPFAS許容量を、これまで暫定目標値の検討で採用されたのと同じ水準を示す方向との話に、水道水の暫定目標も据え置きになるのではとの記事。
  • 【240125】沖縄県玉城知事、伊藤環境大臣にPFOSなどに関する地下水や水道水への基準値を早急に設定することを求める。
  • 【240122】PFAS問題について、アメリカの訴訟で設置された科学委員会は健康被害との関連の可能性を指摘したが、確定的な結論を出したわけでなく、ヨーロッパでは全廃により2万4000人の失業者と25億ユーロの損失が出るとして反対があるのに対し、全廃でどれだけの健康被害を防止できるのかは不明との記事。
  • 【240109】岡山県吉備中央町のPFAS問題で、町の対応を検証する第三者委員会の2回目の会合。委員長の岡山大大学院佐藤教授は「町は少ない人数で(水道事業を)回しているが、住民の健康や安全に関して要求される基準はどこ(の自治体)も同じだ。どの点が対応できていなかったか考え、再発防止策を提言したい」と述べる。
  • 【240105】愛知県犬山市の河川から56ng/LのPFASが検出され、市は周辺の井戸の所有者に情報提供を行う。水道水は水質基準を満たす。
  • 【231227】広島県東広島市の瀬野川でPFASの追加調査。1月下旬ごろに結果が判明する見通し。
  • 【231221】岡山県吉備中央町、PFASをを検出した土のう袋の周辺土壌から同様の物質を検出したと発表。
  • 【231221】岐阜県各務原市、PFAS問題で公表しなかった件に関係する職員7人を懲戒処分。
  • 【231220】岡山県吉備中央町円城地区の住民有志27人と専門家が行なったPFAS血液検査で、いずれもアメリカのガイドラインで要注意とされている20ng/mlを超える。
  • 【231219】岡山県吉備中央町、基準値を超えるPFASが検出された円城浄水場の給水区域約500戸に、3年分の水道料金を返還する方針。
  • 【231214】広島県東広島市の瀬野川の則重橋で、基準を超える140ng/LのPFAS検出。周辺には井戸水を利用している家庭がおよそ100戸あり、井戸の検査はこれからで、市の担当者は取材に「集会所とか地域センターなど水道が通っているところで、ご心配であれば各々取っていただくということになります」と話す。
  • 【231213】海外でPFASの基準値が厳しくなる傾向。日本で基準値の決め方次第では、水道のモニタリングや浄水コストが増加。
  • 【231212】静岡県静岡市の化学工場近くの三保雨水ポンプ場の排水から1万1000ng/LのPFAS検出。難波市長は「水道水を飲んでいる限りは健康への影響はないと思われますので、過度な心配は必要ないと思うが不安だと思う、しっかりとした情報提供をする」とコメント。
  • 【231208】京都府福知山市三和町内975戸に供給する芦渕浄水場の水道水から、国の暫定目標値の1.5倍の75ng/LのPFAS検出。福知山市では今後、速やかに再検査をするとともに、三和町の住民らに対して説明会を開くことに。
  • 【231207】岐阜県と各務原市による三井水源地周辺のPFAS追加調査で、新たに井戸1本と 水路1カ所が暫定目標値を超える。
  • 【231206】岡山県吉備中央町のPFAS問題で、第三者委員会の初会合。
  • 【231205】岡山県伊原木知事、PFAS問題に関して県が2023年度中に、県内全ての水道事業者への立ち入り検査を行い、再発防止に取り組む考えを県議会で示す。
  • 【231204】岐阜民医連が岐阜県各務原市三井水源地の周辺住民ら131人の希望者に対し血液検査。PFASのの血中濃度は、平均26ng/mlで、他の地域の住民の約3倍。民医連は、「現在の濃度では急性の健康影響を引き起こす可能性はほぼない」とする。
  • 【231204】WHO、有機フッ素化合物PFASのうち、PFOSの有害性を「発がん性の可能性がある」に新たに分類し、PFOAの有害性を「発がん性の可能性がある」から「発がん性がある」に引き上げ。
  • 【231201】静岡県浜松市、地下水PFAS追加調査を行なった44地点のうち19地点で国の暫定指針値を超えたと発表。
  • 【231130】岡山県吉備中央町、PFAS問題で設置していた給水所を、水道水の安全が確認されて閉鎖。住民からは時期尚早との声も。
  • 【231129】熊本県熊本市、井芹川などのPFAS調査の結果、12地点が指針値を超過。水道水については、最大24ng/Lで暫定目標値を下回る。
  • 【231128】米オハイオ州の連邦高裁、PFASについて3M等複数の企業に対して起こされた集団訴訟を、原告の主張があまりに広範だとして認めず。
  • 【231128】政府、PFASのうちPFHxSを製造や輸入などを原則禁止する第1種特定化学物質に指定。
  • 【231127】沖縄県の市民団体が水道料金値上げ案を受け、PFAS対策費は県民でなく原因者に求めるよう要望。
  • 【231127】欧州で早ければ20年代後半にPFAS規制強化し、PFASを使った製品を欧州に輸出できなくなる可能性。PFASのうち有害性が確認されていないものを使っている日本のメーカーに、PFASを使わない製品を開発する動き。
  • 【231123】静岡県浜松市の水神社。かつては神社の湧き水は飲み水として使われており、水道断水時には非常用の飲み水として使うことを想定していたが、国の暫定目標値の1.8倍のPFASが検出され、自治会が飲まないよう貼り紙。
  • 【231123】岡山県吉備中央町で、住民を対象にしたPFASについての健康影響調査の説明会。
  • 【231122】岡山県吉備中央町円城浄水場の飲用制限、水源切り替え、浄水場内清掃、水質検査の結果を経て解除。
  • 【231120】静岡県浜松市、地下水のPFAS追加調査で新たに19地点で暫定指針値を超えるPFASを検出したと発表。水道水については検出されておらず心配しないでほしいと呼びかけ。
  • 【231120】三重県四日市市で市民団体がPFASの独自調査。水道水からは目標値を超える濃度の検出は無し。
  • 【231116】岡山県吉備中央町、PFAS問題について17日に専門家や医師などの外部有識者による1回目の対策委員会を開いて対策を話し合うほか、22日には専門家を招いて健康への影響についての説明会を開く予定。
  • 【231111】大阪府で大阪民主医療機関連合会等が協力者を集めてPFASの血液検査。PFASを製造していた工場があった関係か、大阪市や摂津市の井戸3箇所から、22000ng/L、4800ng/L、2200ng/LのPFASが検出されたことあり。
  • 【231110】岡山県が吉備中央町円城浄水場給水区域の住民有志が、水道料金を3年前まで遡って返金と、希望する住民に対して血液検査を含む健康診断を公費で行うよう求める署名を町に提出。
  • 【231110】岡山県が吉備中央町のPFAS検出を受けて行なった水質検査で、地点によっては62000ng/LのPFAS検出。周辺では大型の容器が約300個見つかり、中身は使用済の吸着剤で最大320ng/LのPFAS検出。この容器が原因か、県が関連を調査中。
  • 【231109】熊本県熊本市の井芹川を熊本県民テレビと京都大学がPFAS調査した結果、総延長の半分近い地点で指針値の50ng/Lを上回った件で熊本市が現地調査したが、排出源と考えられる施設は見つからず。調査範囲を本流から支流に拡大していく予定。
  • 【231108】兵庫県神戸市の明石川でPFASの検査を行ったところ、13カ所で国の暫定目標値50ng/Lを超え、流域にある産廃処理場の影響が推測される。
  • 【231106】岡山県岡山市、吉備中央町のPFAS検出を受けて行った調査で、国の暫定目標値50ng/Lを超えた地点はないものの、高濃度が検出されたダムの放流水が流れ込む宇甘川の取水場系で数値の上昇傾向を確認。市は低減化策として、矢原浄水場の水道水を送り込んで希釈する配管工事を実施し、宇垣浄水場への活性炭導入も検討。
  • 【231101】岡山県吉備中央町の円城浄水場で、有機フッ素化合物を除去するためのろ過材の入れ替え作業が完了。
  • 【231030】岡山県吉備中央町、円城浄水場PFAS検出による供給停止について、水源変更と浄水場のろ過砂、活性炭取替の後、11月末に再開させると発表。円城地区の522世帯約1000人に対し、9月使用分から3か月分の水道料金を請求しない方針と、今後、県の広域水道企業団が管理する上水を使用できるようにすることも表明。
  • 【231026】岡山県、吉備中央町のPFAS問題で取水源である河平ダムやその周辺13地点の水質調査を行い、8地点で基準を超え。伊原木知事は、工場などがないことから「何らかの不法投棄が原因の可能性も高い」との考えを示す。県は追加調査し、発生源を突き止めたい考え。
  • 【231025】岐阜県、PFASが検出された各務原市三井水源地付近を流れる河川や用水路の水質調査を開始。
  • 【231025】三重県亀山市が市内11カ所全ての水源地でPFASの水質検査を実施し、全ての地点で暫定目標値を大幅に下回る1〜5ng/Lの結果に。
  • 【231024】岡山県吉備中央町、PFAS問題で健康相談窓口を設置。
  • 【231023】岐阜県各務原市でPFASが検出された水源の水道水、活性炭設置後目標値50ng/Lを下回る9ng/Lに。市は今後も定期的な検査を続けるとする。
  • 【231021】岐阜県各務原市、PFAS検出問題で住民に血液検査。また、河川や用水路などの水質調査も始まる。
  • 【231019】岡山県吉備中央町、2020年度の水質検査でもPFASが暫定目標値の16倍の800ng/L検出しながら、保健所への報告をせず。
  • 【231018】三重県桑名市多度中部送水場、昨年10月に国の暫定目標値の3.4倍にあたる170ng/LのPFASを検出し、現在まで市内のほかの配水池からの供給に切替。
  • 【231018】岡山県吉備中央町の円城浄水場、水源の河平ダムでも目標値を超えるPFAS検出。町は水源を上流の日山ダムに変更するなどして早ければ11月上旬には水道水の使用を再開させたいとする。
  • 【231017】岡山県吉備中央町の円城浄水場で、基準の28倍の1400ng/LのPFAS検出。町は給水区域の522世帯、約千人に水道水を飲まないよう呼びかけ、給水車を出すなど対応。
  • 【231017】岐阜県各務原市三井水源地、PFAS対策の活性炭設置工事完了。
  • 【231012】静岡県浜松市の要請で航空自衛隊浜松基地が敷地内の井戸4か所のPFAS検査を行う。結果は最高で10ng/Lで、50ng/L指針値を下回る。
  • 【231011】環境省、来年度に予定していたPFAS調査を今年度に前倒しして実施する補正予算案。
  • 【231010】東京都立川市、井戸水を使用している市内のプールを、PFASの検査が済むまで利用停止。検査には2週間ほどかかる見込み。
  • 【231007】岐阜県各務原市、PFAS対策で浄水施設に活性炭を設置する改良工事を進めて、4池ある曝気槽のうち3池に設置が完了したところ、目標値の50ng/Lを下回る46ng/Lまで下がったことを確認。市は今月中に工事を完了させ、さらなる濃度の低減を図る。
  • 【231001】岐阜県各務原市で市民向けに、PFAS問題の勉強会。
  • 【230928】岐阜県各務原市、新たに5か所の井戸で基準値を上回るPFAS検出。
  • 【230927】熊本県熊本市井芹川でPFAS調査。下流28ng/Lに対し上流は50ng/L近く、上流で排出された可能性。
  • 【230926】沖縄県、6月に県庁の地下駐車場でスプリンクラーが誤作動し、PFASを含む泡消火剤が庁舎外に流出したと発表。9月に県庁近くを流れる久茂地(くもじ)川で基準値未満の微量のPFAS検出。
  • 【230926】静岡県浜松市、航空自衛隊浜松基地の周辺41地点で地下水の追加調査をしたところ、10地点で指針値を超えたPFASを検出し、周辺住民に井戸水は使わないよう呼びかけ。
  • 【230923】東京都多摩地区の学校や病院の専用水道水源でPFAS検出。成蹊学園(武蔵野市)の場合、2019年に基準値と同じ50ng/L検出したが、2020年に10ng/Lに下がってから未調査。
  • 【230922】PFASが検出された兵庫県明石市の明石川の上流の神戸市に、県議が調査求める要望書提出。
  • 【230922】市民団体が東京都多摩地域の789人を対象に血液検査を行ったところ、すべての市町村の住民からPFAS検出。国分寺市の過半数でアメリカの指針値を超える一方、八王子市や町田市、奥多摩町などでは値が低く、専門家は「健康へのリスクは低い」と分析。
  • 【230921】4年前の環境省のPFAS調査で、国の基準50ng/Lを上回る105.4ng/Lを示した兵庫県明石市の明石川(水道取水口)の水道水エリアの9人について調査したところ、6人がドイツ環境庁専門委の指標値、PFOS20ng/ml、PFOA10ng/mlを超える値に。なお、該当地域の水道水は、現在は活性炭により基準値以下の濃度にしており、2025年には明石川からの取水を取りやめる予定。
  • 【230918】岐阜県各務原市PFAS検問題で、10月に三井水源地を水源とする地域の住民から約100人を対象とした血液検査が行われることに。
  • 【230917】京都府綾部市の犀川で基準越えのPFAS検出。原因と見られる事業者には水処理の改善を指示済みで、水道水の安全は確認済だが、検出現場周辺の井戸水については検査するまで、念のため飲むことを控えるよう注意喚起。
  • 【230915】岐阜県各務原市議員が、PFASが検出されて活性炭を導入する工事を進めている三井水源地を視察。
  • 【230914】PFAS問題についてまとめた記事。
  • 【230913】岐阜県各務原市長、三井水源地で基準を超えるPFAS検出の公表が遅れたことについて、市議会で謝罪。井戸の水質検査結果については9月末をめどに、濃度の分布を地図に落とし込むなど、状況を分かりやすい形で公表していくと発表。
  • 【230907】岐阜県各務原市、新たに13の井戸から暫定目標値50ng/Lを超える53〜450ng/LのPFAS検出。浄水器を設置した学校では水質検査の結果、浄水器設置前は66〜70ng/Lだった値が、設置後はいずれも5ng/L未満に低下。
  • 【230904】東京都武蔵野市、市立小中学校災害用井戸11カ所の水質調査を行い、7カ所から国の暫定目標値を超える濃度のPFASが確認されたのを受け、全18校の災害用井戸にPFASを除去する浄水器を設置する補正予算案を議会提出へ。
  • 【230902】岐阜県各務原市長、PFAS問題で国に健康や環境への影響などを早急に示すよう求める要望書を提出。
  • 【230831】米環境保護庁のPFASリスク推定の紹介記事。暫定目標値の10倍である500ng/Lの水を飲んだ場合、精巣がんのリスクが100万人に1人増加と推定。(記事中に、どれだけの量をどれだけの期間飲むのかの記載無し)
  • 【230831】環境省、24年度の概算要求にPFAS調査の予算を盛り込む。水質管理の暫定目標値の検討に役立てる方針。
  • 【230829】静岡県浜松市、航空自衛隊浜松基地から、基地内のPFASの調査を実施すると回答があったと発表。
  • 【230825】岐阜県各務原市のPFASが検出された水源地の配水区域の学校・保育園への浄水器設置、PFASを80%以上除去するというメーカーの製品を採用。
  • 【230817】岐阜県各務原市、三井(みい)水源地の配水区域の学校に夏休み中に浄水器設置、年内に水源地の曝気槽に活性炭を設置、その後、除去施設を建設する方針を発表。
  • 【230816】岐阜県各務原市、目標値を上回るPFASが検出された三井(みい)水源地から半径500m以内の井戸で水質調査を開始。
  • 【230808】岐阜県各務原市、PFASが検出された三井水源地の配水区域にある保育所や小中学校などへ、浄水器を取り付ける計画。家庭へは、全世帯分の浄水器を用意して配るより前に、現在進めている浄水場への活性炭による浄化設備設置が完了するとの見立てから、配布はしないと方針。
  • 【230807】愛知県豊山町で、PFASについての住民の血液検査の結果をもとに、医師による個別の医療相談会。
  • 【230806】愛知県豊山町の地下水からPFASが検出された問題で、住民の血液検査を行った市民団体が、結果についての住民説明会開催。
  • 【230803】静岡県浜松市、河川でPFASが検出された件について、航空自衛隊浜松基地に原因究明のための調査を要請。
  • 【230803】現代ビジネスやForbesで、PFAS問題が採り上げられる。
  • 【230802】静岡県浜松市有機フッ素化合物が伊佐地川と新川周辺の河川などで国が定める指針値を超えて検出されたと発表。水道水には影響無し。
  • 【230802】岐阜県、各務原市のPFAS検出を受けて、すべての市町村に水質検査を実施したかどうかを聞き取り調査。13市町が検査済みで、目標値を下回る。県営水道では検出無し。
  • 【230802】岐阜県各務原市の航空自衛隊岐阜基地の消火用水槽、2021年の水質検査で最大19000ng/LのPFAS検出。基地はPFOSを含有する泡消火剤を21年度末までに交換し、23年度末までに水槽の水を基地外に運んで焼却処分する予定。市の水道水源汚染との因果関係は不明。
  • 【230801】岐阜県各務原市市議会全員協議会でPFAS対策を説明。緊急措置として活性炭による浄化を既存の施設で行い、抜本的な解決策として、除去施設を建設するための基本設計を進める。
  • 【230731】熊本県合志市、木原野配水池と須屋配水池で有機フッ素化合物を検出したと発表。国の指針値を下回り、直ちに人体に影響が出る量ではないが、今後、定期的な調査とその結果の公表を行う。
  • 【230729】岐阜県各務原市の三井水源地からにPFASが国の定める目標値、50ng/Lを超える99ng/Lを2020年11月検出。市は今後、活性炭を使った浄化施設を導入するとする。
  • 【230728】沖縄県玉城知事、米ホノルル市郡水道局長とも面談し、基地由来の水の汚染への対応について話を聞く。
  • 【230728】愛知県豊山町の地下水から、一昨年国の基準の3倍以上のPFASが検出された件について、市民団体が大村知事に対策を要望。
  • 【230725】環境省のPFASについての専門家会議、「国内で健康への影響を調べる研究を進めるべき」とする対応の強化に向けた指針をとりまとめ。
  • 【230722】米軍横田基地(東京都福生市等)で2010年から2012年にかけて、PFASを含む泡消火剤の漏出が3件。
  • 【230720】愛知県豊山町の水道水源からPFASが検出され、血液検査を受けた町民ら54人中25人が、健康被害が懸念されるとする米国の指針値を超える。
  • 【230715】沖縄県環境保全課が公表した、PFASの2022年度冬季残留実態調査結果で、44地点中30地点で国が定めた暫定指針値50ng/Lを超える。利用されてきた湧水「カー(ガー)」には、飲用を禁じる看板が立ったり、カーを水源とする水遊び場が利用できなくなった公園も。
  • 【230710】長野県長野市の一部の水源で有機フッ素化合物が検出された問題で、今後の地下水の調査や取水方法を検討する初会合。取水は停止していて、新たな水源を確保するための調査を行う方針。
  • 【230706】東京都小池知事、PFASを含んだ泡消火剤が米軍横田基地から漏れ出ていたことについて、「(政府は)安心、安全につながるような対策を取ってほしい。漏出の詳細をうかがいたいい」とコメント。
  • 【230705】米軍、横田基地(東京都福生市等)でPFASを使った泡消火剤について、2010〜12年に3回、漏出した事案があったと認める。
  • 【230704】環境省、2018年までに製造・使用原則禁止後も在庫がある、PFASを含む泡消火剤の在庫管理強化の方針。PFAS代替物質のPFOSは1100度以上の焼却で安全に分解できるため、正しい廃棄方法を改めて周知することも検討。
  • 【230618】東京都立川市内の病院、PFASの血液検査を受けた人を対象に、健康影響について相談受け付け。
  • 【230616】PFAS問題を取り上げたニュースで解説の他、この話に便乗した悪質な訪問販売や詐欺への注意呼びかけ。
  • 【230614】東京都多摩地域の住民のPFAS血液検査した市民団体が、記者会見で汚染源を徹底的に調べるよう政府に訴え。
  • 【230613】熊本県蒲島知事、熊本市の複数の井戸から国の指針を超える有機フッ素化合物が検出されたことを受け、県内17地点の地下水及び河川水について水質調査を行うと発表。
  • 【230612】東京都、PFAS問題に関して利用者に、「水質管理を徹底し国の水質基準等を順守していますので、安心して水道水をお飲みいただけます」とメール。
  • 【230611】環境省、今夏にPFASが含まれる水のリスク管理の在り方などについて示す方針。
  • 【230608】東京・多摩地域の住民650人に、市民団体がPFASの採血検査。米国アカデミーが注意を払うよう勧める20ng/mLを超えた人は335人。
  • 【230608】熊本県熊本市、3月末の井戸水からる有機フッ素化合物検出発表後、市への井戸水の検査申し込み153件。週24件検査が限度で対応が追いつかない状況。
  • 【230523】東京都、多摩地域で水道水に使われる井戸水からPFASが高濃度で検出されている問題で、国に対し健康や環境にどのように影響するか情報提供をするよう緊急要望。
  • 【230515】沖縄県那覇市でPFASについて考える集会が開かれ、アメリカ軍基地内への立ち入り調査の実現などを求める決議を採択。
  • 【230515】東京・多摩地域の住民550人余りに、市民団体がPFASの採血検査。米国アカデミーが注意を払うよう勧める20ng/mLを超えた人は300人。
  • 【230515】沖縄県、PFAS検出で他水源に切り替えて取水制限した本島中部の河川について、渇水になれば取水量を増やさざるを得なくなる可能性があるとの指摘。本島全11ダムの貯水率は85.4%で、現段階では必要ない状況。
  • 【230512】熊本県熊本市の井戸水から有機フッ素化合物検出に対するプロジェクトチームの初会合。追加調査の実施などを確認。
  • 【230510】熊本県熊本市、井戸水からのPFOS・PFOA検出に対し、調査のためのプロジェクトチームを立ち上げ。
  • 【230508】熊本県熊本市の井戸からPFOS・PFOAが検出され、市は周辺住民に飲み水として使わないよう呼びかけ。水道水の方は異常は確認されず。
  • 【230428】東京都、PFASに関する電話相談窓口を、5月1日午後1時から電話相談窓口を開設。
  • 【230428】東京都多摩地域の水道水源井戸や住民の血液からPFASが検出された事案を、現代ビジネスが「日本の水道水が危ない」というタイトルで、日本の水は安全という神話を揺るがしかねない問題と報道。
  • 【230409】PFAS問題について、まとめた報道。
  • 【230403】米国環境保護庁(EPA)がパブリックコメントに出した、飲料水中のPFASの濃度を規制するガイドライン。米自治体の飲料水の約40%が提案された濃度制限を超える可能性があるとの推定。活性炭、イオン交換システム、代替水源により多くの水道事業者にとって達成可能だが、コストが高くつくと観測。
  • 【230327】沖縄県中城村議会、「普天間基地周辺の子どもたちを取り巻く空・水・土の安全の保障を求める意見書」案を可決。
  • 【230315】アメリカ環境保護庁、飲料水のPFOA・PFOSの規制値を、日本の暫定目標値50ng/Lを下回る4ng/Lにする案を発表。年内にも正式に決定される見通し。
  • 【230224】愛知県豊山町の市民団体が、2021年に豊山配水場からPFAS150ng/Lが検出されて配水停止する等の事件を受けて、町長や町議会に汚染源の究明や汚染対策を要望しても対応してくれないと、6月に住民の自主血液検査の実施を計画。
  • 【230222】沖縄県議会で、23年度予算、企業局の動力費は電気料金値上げを受けて、22年度比32億円増の73億円を計上。また環境部がPFASの全県的な水質と土壌の調査について、それぞれ40地点程度で実施する発表。
  • 【230216】PFAS関係の記事に、自宅の蛇口に安価な活性炭フィルターを付けるだけで、おおよそのPFASは取り除けるが、汚染が発覚した地域では高価な浄水器の売り込みも行われているので注意が必要との話。
  • 【230131】環境省、PFASへの対応を検討するための専門家による会合を開催。
  • 【230130】PFAS汚染の問題に取り組む市民団体が国に、水道水に含まれるPFASの暫定値の見直しを要請。
  • 【230130】東京都で地下水からPFASが検出された国分寺市住民87人の血液検査で、平均血中濃度38.8ng/mlで、米国の学術機関「全米アカデミーズ」の安全基準値2ng/mlを上回ったと住民団体が発表。
  • 【230128】神奈川県座間市、キャンプ座間からの雨水が流入する排水路のPFOS・PFOA調査の方針。
  • 【230127】沖縄県金武町へ県企業局が管理するダム水を送るための送水管の敷設工事が完了し、2月1日から供給開始。PFAS検出問題が起きた地域では地下水の取水を全面的に中止し、企業局水のみを利用。
  • 【230106】東京都小池知事、定例記者会見で市民団体が行っている井戸水PFAS検出地域の住民の血液検査を都として行うかの質問に、国が10万組の親子を対象に全国的な追跡調査を実施しており、国とも連携しながら適切に対応すると回答。
  • 【230106】厚労省が1月中に、水道水に含有されるPFAS濃度の指針値見直しについての有識者会議を予定。
  • 【221226】東京都多摩地域の住民グループが、来年フッ素化合物に関する血液検査を行うことに。
  • 【221129】沖縄県、PFOS・PFOA問題で来年度、全県規模で水質と土壌を調査。
  • 【221128】沖縄県玉城知事と宜野湾市松川市長が、有機フッ素化合物検出問題について協議。
  • 【221015】沖縄県の市民団体が血液中の有機フッ素化合物濃度を、沖縄市、宜野湾市、嘉手納町、金武町、北谷町と、比較のために基地が所在しない本島北部の大宜味村で、計387人についての調査結果。平均値が最も低かった大宜味村で1.7ng/mL、最も高かった金武町で14.3ng/m。
  • 【220908】沖縄県知事選、有機フッ素化合物検出に関し米軍基地内の調査ができないことに、各候補とも現在の日米協定のあり方を見直すよう求める。
  • 【220724】沖縄県6市町村の住民を対象に、市民団体がPFAS血中濃度調査で行った血液採取が終了。
  • 【220712】沖縄県企業局、北谷浄水場でPFOSが検出された水源からの取水抑制や高性能活性炭の設置で、水道水のPFOSとPFOAの合計の平均値が2022年5月末時点で国の暫定指針値50ng/Lを大きく下回る3ng/Lだったと発表。
  • 【220707】国連の先住民族の権利に関する専門家機構の会合で、琉球民族独立総合研究学会がPFASの問題についても訴え。日本政府は沖縄については「先住民族であるという認識は共有されていない」との立場。
  • 【220627】沖縄県の市民団体によるPFASの血液検査、宜野湾市や金武町など6市町村に拡大。
  • 【220625】沖縄県北谷町で市民団体によるPFASの血液検査。
  • 【220618】米環境保護局(EPA)、フッ素化合物の上限値引き下げに関し、県の担当者は日本が倣う場合、「1ng未満の検出が可能なのか」、仮に測定機器・方法があったとしても「そこまで低減が可能なのか。情報収集に当たりたい」とする。
  • 【220617】米環境保護局(EPA)、フッ素化合物の上限値をPFOSが0.02ng/mL、PFOAが0.004ng/mL、計0.024ng/mLに引き下げ。数カ月以内に規制案を発表し、飲料水の水質改善に10億ドルを投じる予定。
  • 【220611】沖縄県金武町屋嘉浄水場の水源からPFAS検出。屋嘉浄水場の水道水は1ng/m3未満で、町は「水道水や飲料水の水質に影響を与えるものではない」とする。
  • 【220530】沖縄県企業局、北谷浄水場でPFASの濃度が処理前より高くなる逆転現象が、活性炭の交換で改善されたと発表。
  • 【220526】沖縄県のPFASの影響を調べる血液検査を訴えていた市民団体、大学准教授の協力で350人程度を対象に独自の血液検査を行うことに。
  • 【220519】沖縄県北谷浄水場、2021年度に原水より浄水の方がPFASの値が増える現象。県企業局は「活性炭の経年劣化で吸着率が低下し、累積していたPFASが脱着する特徴がある」と説明。昨年度中に活性炭の半数を、新しく吸着率の高いものに入れ替え、23年度までに全てを更新する予定。
  • 【220518】厚労省が行った、全国の浄水場の水道水に含まれるPFASの値の調査で、沖縄県の北谷浄水場が23ng/Lで2位に。1位は愛知県の豊山配水場で、国の暫定目標値50ng/Lを上回る63.6ng/Lで、昨年3月から配水停止。
  • 【220507】沖縄県北谷町町長、「利用者から健康被害が懸念され、水道水の安全性に疑義が生じている」として、県企業局に水道水の安全確保を要請。
  • 【220503】沖縄県に市民団体がPFAS問題に関し、汚染源特定のための米軍基地立ち入り調査と県民の血液検査を求める決議を提出。
  • 【220426】沖縄防衛局に市民団体が、PFASについてアメリカ軍基地に対する立ち入り調査の実施などを要請。
  • 【220413】沖縄県金武町が行った河川水質調査で、16カ所のうち4カ所でPFOS・PFOAの合計値が指針値を上回る。町は、水道水や生活用水には利用されていないため、住民への直接的な影響は少ないと説明。
  • 【220411】沖縄県で約450人が参加して開かれた「PFAS汚染からいのちを守る県民集会」で、汚染源の調査や血液検査の実現などを日米両政府や県に求める決議を採択。
  • 【220404】沖縄県金武町長選で3選した仲間町長、「PFASの問題が票を左右した。一日も早く町民に安全な水を供給できるよう進めたい」と話す。
  • 【220401】神奈川県座間市の水源1カ所、昨年11月に国の暫定目標値を超えるPFOS・PFOAが検出され取水停止中。市は今後、水質検査回数を増やし、河川・地下水の独自調査にも乗り出す。
  • 【220329】沖縄県金武町長選挙告示。現職候補は送水管工事による安全な水道水の提供を、新人候補は水道水に関する町民説明会の開催を訴え。
  • 【220305】沖縄県金武町の水道水、再検査の結果有機フッ素化合物は国の暫定指針値を下回り、町上下水道課は「水道水が暫定指針値内に収まったので、当面は現在の水源2カ所からの取水を継続する」とする。町民からは町に説明を求める声も。
  • 【220303】沖縄県金武町の水道水から、暫定目標値50ng/Lを上回る59ng/LのPFOS・PFOA検出。町はこれまでに取水停止した地下水源に加え、さらに1カ所からの取水を停止。対策として、県企業局からのダム水だけで水道水がまかなえるよう、送水管を太くする計画が進行中。
  • 【220224】米環境保護庁(EPA)、PFASに関する規制を大幅に強化する方針で水道水の規制についても基本的な考え方をまとめ、科学諮問委員会(SAB)に意見を求める。
  • 【220112】沖縄県の市民有志が北谷町に、希望者へのPFASの血中濃度の検査と、子どもが利用する施設への浄水器の設置を求める要望書を提出。
  • 【211224】沖縄県、PFOS問題で米海兵隊基地キャンプ・ハンセンへの立ち入り申請。
  • 【211217】1998年にアメリカでPFOA垂れ流し事件を起こしたデュポン社を相手に闘った弁護士が主人公の映画、『ダーク・ウォーターズ巨大企業が恐れた男』公開。
  • 【211217】沖縄県金武町議会で、PFOA問題に関する町民の血液検査について、町は「国は血中のPFASの基準値も示しておらず、(健康を判断する)根拠がない」などとして、値を設定してもらうためにも関係市町村と連携した働き掛けが必要との見解。
  • 【211216】沖縄県那覇市の市民団体が、PFOS検出問題で、那覇市上下水道局に住民への血液検査を要求。
  • 【211124】沖縄県金武町で、PFAS問題についての意見交換会。
  • 【211122】沖縄県金武町町民有志、町にPFASの影響を調べる血液検査を要請。
  • 【211111】沖縄県金武町議会、国の暫定指針値を上回る有機フッ素化合物検出問題で、国に原因究明や対策を求める意見書案を可決。
  • 【211028】琉球病院(沖縄県金武町)、敷地内の井戸水からは国の暫定目標値の2.34倍、院内の水道水から1.56倍の有機フッ素化合物が検出され、判明即日、町供給の水道水100%に切り替えたと発表。
  • 【211018】沖縄県保健医療部、本島北部で米軍基地に隣接する5自治体(名護市、伊江村、宜野座村、東村、国頭村)の浄水場で、有機フッ素化合物含有量を調査。いずれも浄水前の原水の時点で、機械で検出できる限界値の1ng/Lを下回る。
  • 【211014】沖縄県金武町のPFAS検出に関して、在沖米海兵隊は「予備調査の結果、数値上昇につながる原因は基地内で特定できなかった」と発表。
  • 【211013】沖縄県金武町議会、PFASが検出された場所を視察。
  • 【211007】沖縄県金武町、水道を100%県企業局からの供給に、10億円以上の設備投資で切り替える方針。防衛省からの概算要求に、補助金の予算が含まれる。
  • 【211006】沖縄県金武町町長が沖縄防衛局を訪れ基地内の立ち入り調査を要請。その後、記者団の取材に、全ての水源を取水停止した場合に不足する水量について「県企業局からの確保にめどが立った」と説明。
  • 【211006】沖縄県議会米軍基地関係特別委員会で、複数の県議から県民を対象にフッ素化合物の血中濃度を調べるべきだという意見が上がる。
  • 【211005】沖縄県金武町の水道水PFAS・PFOS検出問題で、町全部の水道水を県企業局水で供給できるようにする方向で検討。
  • 【211004】沖縄県金武町の水道水から国の暫定基準値を超えるPFAS・PFOSが検出された問題で、玉城知事が報道陣の取材に「汚染源を調査するべきだ。米軍由来の汚染になっていないかを丁寧に調査し、結果を県民に伝えることが大事だ」と述べる。
  • 【211003】沖縄県金武町の米軍キャンプ・ハンセンゲート前で、町民ら14人が、英語で「命の水を汚さないで」などと書いたプラカードを掲げ抗議。
  • 【211002】沖縄県金武町、昨年7月1日に出た水質検査のうちPFAS・PFOSの濃度が70ng/Lが1カ所、50ng/Lが1カ所が1カ所(国の暫定指針値は50ng/L)という結果となり、取水を止めて県企業局の水と混合することで指針値以下にして供給したが公表せず。町上下水道課は「調査期間が終了する22年度に町民に説明する予定だった。町としてできる対応は取水停止くらいで、町民に不安が広がることや風評被害を懸念し、公表を見送った」と釈明。
  • 【210917】沖縄県金武町の水道水源の地下水から、国が定める飲料水の目標値の8.2〜3.8倍のPFASが検出され取水停止。減少した取水量は560m3/日で、県企業局に供給量を増やすよう求めているが、企業局でも水の供給量をすぐに増やすのは厳しいと観測。
  • 【210902】米海兵隊が沖縄県宜野湾市にある普天間飛行場から、PFOSを含んだ水を処理して下水に放出した問題で、宜野湾市を訪れた防衛省課長が「米側に更なる放流を行わないように働きかけ、PFOS等含む水の処理について適切な処理がなされるよう日米間でしっかりと協議する」と説明。
  • 【210826】米海兵隊、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の貯水槽から、PFOS・PFOAを含む水を処理した上で、公共下水道への放出を始めたと発表。国の水道水の暫定目標値を下回ってるとしているが、岸防衛省や玉城知事が一方的と抗議。
  • 【210530】沖縄県企業局北谷浄水場(北谷町)で、原水より浄水のPFASの濃度が上昇。県企業局は、活性炭が経年劣化してPFASを保持する能力が低下しているために、いったん吸着したPFASが浄水に混ざることがあるが、国の暫定目標値を十分下回っていると説明。
  • 【210509】沖縄県企業局の北谷浄水場の設備改良事業、有機フッ素化合物除去仕様で、総工費が当初予定の13億円から16億円に。
  • 【210401】東京都水道局府中武蔵台浄水所で、2005〜10年度各年度の水質検査での有機フッ素化合物の最大濃度は70〜105ng/L。昨年厚労省が設けた暫定目標値は50ng/Lで、1日2Lを70年飲んでも健康に影響はない値とされる。
  • 【210216】沖縄県北谷浄水場の水道水に含まれる有機フッ素化合物問題について県民に考えてもらおうと、市民団体が街頭アンケートを行う。
  • 【201215】沖縄県議会で企業局担当者、北谷浄水場の浄水中のPFOS・PFOAの値は今年4月〜10月の平均値で13ng/Lと報告し、2019年度の23ng/L、2018年度の29ng/Lから改善。改善の理由として、今年は水事情が良かったため中部河川からの取水を減らし北部のダムからの取水を増やしたと説明。
  • 【201030】小池都知事、定例記者会見でPFOS・PFOA問題について説明。以前からPFOSなどに対応した浄水所の管理や運用など、地下水の調査などを実施してきており、暫定目標値を超える井戸の所有者に対しましても飲用を控えるように、など助言を行っているとのこと。
  • 【200611】環境省が全国計171地点の地下水などのPFOS・PFOA含有量を調査した結果、1都2府10県の37地点で国の暫定的な目標値50ng/Lを超過。目標値を超えた地点の地下水と湧き水はいずれも現在は飲用水として使われていないが、誤飲しないよう井戸の所有者らに注意喚起。
  • 【200605】沖縄県企業局、米軍に2016年に北谷浄水場(北谷町)の水源である比謝川水系から高濃度のPFOSが検出された件に関し、嘉手納基地に立ち入り調査を再申請。
  • 【200515】沖縄県宜野湾市の普天間基地からPFOSを含む泡消火剤が流出した問題で、防衛省は基地敷地外の海や河川など14地点で採取した水質の外部委託調査。PFOSなどの含有量の数値は、水道水としての基準内と発表。
  • 【200320】衛藤沖縄担当相、有機フッ素化合物が高濃度で検出されている米軍嘉手納基地周辺の河川からの取水を止め、北部にある国管理ダムの代替使用を認めるよう、国交省等と調整する考えを示す。
  • 【191228】環境省、2020年1〜3月に全国200箇所の河川や湖沼、海、地下水でPFOS、PFOAの調査をすることに。
  • 【191213】沖縄県北谷町の北谷浄水場にて、有機フッ素化合物対応のための粒状活性炭設備を2023年までに総工費13億円で建設することに。
  • 【190921】有機フッ素化合物が北谷浄水場の水源から検出された問題で、沖縄県企業局は取水源の見直しを求めた宜野湾市上下水道局に対し処理装置の改善などで対応すると回答。
  • 【190521】沖縄県企業局、有機フッ素化合物PFHxSの検出状況をホームページで公開。
  • 【190517】有機フッ素化合物PFOSに関して、沖縄県宜野湾市大山の住民を対象に京大医学部が血中濃度調査を実施、全国平均の4倍の値が検出されたとの報道。
  • 【170901】沖縄県北谷浄水場で検出された有機フッ素化合物(PFOS)の除染対策で粒状活性炭取り換えに2016年度で1億7000万円かかる。少なくとも2023年まで継続予定。県、沖縄防衛局、米軍による三者協議会で県は「今すぐという訳ではないが、このまま負担が続けば、水道料金を値上げせざるを得なくなる」と述べ、防衛局へ除染対策費用の補償を求めたが、防衛局は米軍基地とPFOSとの因果関係は不明確として態度保留。
  • 【160227】沖縄県うるま市川崎川でもPFOS検出。米国暫定健康勧告値の200ng/Lを下回る水準。県企業局は渇水時以外取水してないので、水道水への影響はないとしている。
  • 【160225】沖縄県北谷町の有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)検出問題、県議会で取り上げられる。企業局長は米軍が普天間基地住民に出した安全性の企業局との合意について「事実無根だ。米軍には真摯に対応するよう今後も求める」述べ、基地近くの湧水から検出され続けていることについて、「県として継続的、全体的な調査が必要と考える」との見解を示す。
  • 【160128】沖縄県北谷町にある北谷浄水場から有機フッ素化合物PFOSが検出された問題で、疑惑の嘉手納基地について米太平洋空軍が同浄水場から給水を受ける嘉手納空軍基地内の住民に「水道水は安全だ」と宣言する案内通知を出す。通知で安全性について沖縄県企業局と「合意した」としているが、県は合意について否定し、「PFOS除去に有効な活性炭を使用しているが、高濃度の嘉手納基地の排水を改善しなければ根本的な解決にはならない」とする。
  • 【160119】沖縄県北谷町にある北谷浄水場から、30ng/Lの有機フッ素化合物PFOS(ピーホス)が検出されて原因調査。沖縄県は嘉手納基地が汚染源ではないかとみて、沖縄防衛局を通じ米軍に照会する方針。

    水源湖沼の水質悪化

    • 【240829】琵琶湖のアオコ発生により、京都府京都市の水道水のジェオスミンの濃度が水質基準を超える一方、滋賀県大津市の水道水は基準内。大津市担当者は、「大津は琵琶湖の湖底に近い位置で取水しているが、京都は湖面に近い位置で取水している。プランクトンは湖底より湖面に近い場所に浮きやすく、その差が表れたのではないか」と推測。
    • 【231115】岡山県高梁市吹屋地区の水道水からカビ臭の原因物質「2―メチルイソボルネオール」を、国の基準値の4倍となる0.00004mg/L検出。少雨の影響で貯水池に植物プランクトンが大量発生したことが要因とみられる。
    • 【221120】滋賀県、近江八幡市にある西の湖で、水道水のカビ臭の原因にもなるアオコ発生の抑制のため調査を行い、アオコの栄養となるリンの溶出を促す貧酸素状態が原因として、高濃度の酸素を含む気泡を湖底に供給する実験。
    • 【180728】新潟県長岡市でトリハロメタン値が基準値の80%を検出、今後、基準を超える危険があるとして市民らに注意を呼びかけ。水源の渋海川が、少雨と猛暑による渇水で水質が悪化したのが原因とのこと。
    • 【160223】兵庫県神戸市北区の約4万世帯やキリンビール神戸工場が利用する水道の水源、千苅(せんがり)貯水池が倒木や土砂の流入で水質悪化。市は周辺の森林保全に取り組む方針を決定し、キリンビールも市と連携できることを考えたいとしている。
    • 【150209】福島県猪苗代湖、環境省が毎年公表する湖沼水質ランキングで2005年まで1位だったのが、現在はランク外に。水質改善のためのNPO「輝く猪苗代湖をつくる県民会議」が設立されることとなり、水道水源がある郡山市の住民も参加。
    • 【140331】福島県の猪苗代湖、水質測定で大腸菌群数平成25年度平均値が平成24年度の3分の1になるなど改善。県は、富栄養化の原因となる水生生物の除去、下水道の普及などが要因とみている。
    • 【120729】愛知県碧南市の天然湖沼、油ケ淵が2009年に全国ワースト21位までに回復。1984年度の水質調査で全国ワースト2だったのが、周辺の碧南、安城、西尾、高浜の4市と県は1993年に「油ケ淵水質浄化促進協議会」を設け、ヘドロの除去やアシの植栽、下水道の整備、地元住民との清掃活動などに取り組んだ結果とのこと。
    • 【071006】茨城県ひたちなか市、那珂市、常陸大宮市で異臭。カビ臭(2-MIB)が23ng/Lまで。渇水対策用の水を処理した際に流出したとのこと。
    • 【070525】琵琶湖で赤潮の兆候。現時点では上水道への影響なし。
    • 【040226】奈良県五條市の水道で2-MIBによる異臭。水源である吉野川の水量低下かが原因か。
    • 【030812】奈良県の木津川ダムでアオコの発生によるミクロキスチンの検出発表される。水道水への影響は選択放流のため今のところ無しとのこと。
    • 【030524】山形県平田町で魚が大量斃死した原因で,酸素の過飽和によるえらへの気泡発生が原因と特定される。
    • 【030520】滋賀県の琵琶湖で淡水赤潮が発生。急激な水質の悪化によるものではなく,上水道への直接の影響はない見通しとのこと。

    硝酸性窒素・亜硝酸性窒素

    • 【240529】熊本県、地下水の硝酸性窒素対策の基本計画を策定。水道水の水源や井戸水から5mg/Lを超える硝酸性窒素検出を基準に、取組推進市町村を設定。
    • 【141007】野菜ジュースについて、窒素系の肥料から取り込んだ硝酸態窒素が濃縮され、水道水の基準を上回る、20〜180mg/Lが計測されたという記事。
    • 【041122】山梨県で環境中の水質検査結果を公表。八代町で10mg/Lを超える硝酸性/亜硝酸性窒素が検出される。
    • 【040928】栃木県生活環境部が県内の地下水の硝酸性窒素等の水質項目が悪化傾向にあるとの報告。最大46mg/Lはかなり高い。
    • 【040917】愛媛県中島町の簡易水道の一部で「亜硝酸性窒素及び硝酸性窒素」が最大26mg/L検出。町は設置費3000万円の費用を計上,今後は基準値を超えない処理を実施するとのこと。
    • 【040409】北海道が地下水の検査を行い,道内の井戸水の8%から環境基準を超える硝酸性窒素が検出されたことが明らかに。農業施肥が原因の疑いとか。
    • 【030604】鹿児島県でも都城盆地での硝酸性窒素汚染問題が浮上。
    • 【020913】長野県中野市で井戸水から硝酸・亜硝酸性窒素が検出。水源調査の予定。

    硫化水素

    • 【080603】島根県松江市での硫化水素事件で、排水設備にかかわる不備がみつかる。
    • 【011005】栗東市小野の産廃処分場で高濃度の硫化水素が検出。調査委員会は地下水の電気伝導度の調査により処分場が原因と判断。
    • 【991021】福岡県筑紫野市の産廃処理施設の従業員死亡事故で,事故現場近くで高濃度の硫化水素が検出。

    水源汚染

    • 【240925】京都府京都市上下水道局、8月15日〜9月4日に臭気の原因物質「ジェオスミン」の濃度が水道法で定められた基準値(10ng/L)を超えていたが、5日以降は基準値を下回り、今後も植物プランクトンが比較的低濃度で推移する見込みが立ったと発表。
    • 【240920】香川県高松市の一部で、水源の植物プランクトン増が原因で、水道水に異臭。
    • 【240815】京都府京都市、水道水に含まれる「カビ臭」の原因物質のジェオスミンが、市が定める基準値10ng/Lを超える14ng/Lが検出されたと発表。
    • 【240813】大分県宇佐市山本浄水場の水道水から、臭いの原因物質である「ジェオスミン」が基準値の2倍検出。健康に被害を及ぼす状況ではないということで、市は浄化を強化した上で、水の供給を継続。
    • 【240610】愛知県由利本荘市、水道水から基準を超える六価クロム化合物が検出された地区の住民の、健康診察や浄水装置の整備費用などを盛り込んだ補正予算案を市議会に提出。
    • 【240530】京都府、木津浄水場の浄水から、基準値を上回るかび臭の原因物質が確認されたと発表。府は「毒性はなく、飲んでも健康への影響はない。5〜6分煮沸すれば臭いがやわらぐ」とする。
    • 【240530】島根県松江市の千本ダムで、多数の魚の死骸が浮かぶ。松江市上下水道局が水質検査したが、毒性物質や農薬については「検出なし」又は「基準値等を大きく下回る」で、水質に問題なく死因不明。
    • 【240514】秋田県由利本荘市東由利地域にある集落の水道水から国の基準値を超える六価クロムが検出されてから、問題が発覚する今年4月までの4年間、給水を止めるなどの対応がとらず別の水を加えて検査結果を改ざんしていた事案で、当時の上司や関係する職員あわせて24人を停職等の処分。
    • 【240405】秋田県由利本荘市で6戸の集落に供給する飲料水供給施設の水道水から基準値0.02mg/Lを超える最大で0.029mg/Lの六価クロム化合物を検出。市の担当職員が4年間、基準値を下回るよう加水して隠蔽していたのを、今年になって別の職員が不自然さに気付きいて発覚。現在は給水車が対応しており、供給対象の6世帯に健康被害を訴えた人はいない。
    • 【231207】福岡県久留米市企業局上下水道部、解体予定の旧流量計室から水銀が見つかったと発表。今後、土壌のボーリング調査や隣接地の井戸の調査もするが、水道水には影響はないとのこと。
    • 【231202】静岡県浜松市のメッキ会社周辺の井戸水から、基準値を大幅に超える六価クロム検出。市は付近の住民に、井戸水を飲まず水道水やミネラルウォーターを飲むよう呼びかけ。
    • 【231119】東京大学大学院の研究グループが2022年8月に行った調査で、秋田県秋田市の水道水から主にカメムシ防除などに使われるネオニコチノイド系の農薬が検出。その値がEUが定める規制値の約8.7倍に上ると市民グループが問題視し、県などに対策を求める。
    • 【231027】群馬県明和町にある化学薬品を製造する工場の排水から基準値を超える水銀を検出。利根川の水質検査では10月5日時点で異常はなく、水道水など生活用水への影響はないと見られているが、県は詳しい調査結果が分かるまで、周辺の川に入らないよう呼びかけ。
    • 【230715】和歌山県古座川町宇津木地区の水道、昨年3月と今年4月に塩分濃度が基準の200mg/Lを大きく上回り、町が新たな水源を調査。
    • 【230624】熊本県天草市、五和町の九両・山浦地区の水道水から水質基準を超える亜鉛とカドミウムが検出されたと発表。直ちに人体に影響を及ぼす値ではないが、飲み水としての使用を控えるよう呼びかけ給水タンクを設置。
    • 【230606】新潟県魚沼市畦地浄水場、取水源の三国川(さぐりがわ)の水質異常を検知し運転停止。市内5か所にある非常用水源(井戸)から水道を供給し、供給できない地域は生活用水としての利用とし、飲用水について給水車を配備。午後5時に、水質検査で安全確認ができ、飲用水として使用が可能になったと発表。
    • 【230606】京都府京都市等で問題になっている琵琶湖の水のカビ臭を発するプランクトンのフォルミジウム増加を取り上げたニュースで、増加の原因について滋賀県琵琶湖環境科学研究センターに取材したが、今のところわからないとの回答。
    • 【230530】京都府京都市の琵琶湖からの原水のカビ臭対策の活性炭経費、今年度は5億円以上に。
    • 【230406】京都府京都市、琵琶湖からの原水でカビ臭原因のプランクトンが増え、活性炭の投入量・調達費が2020年度の716トン・1億8000万円から、2022年度に1503トン・4億3000万円に増加。
    • 【230306】熊本県熊本市の地下水から、微量ながらマイクロプラスチック確認。熊本大学の研究グループの調査で。
    • 【230204】宮古島地下水研究会、沖縄県宮古島市の2カ所の水道水から半年間、継続して農薬が検出されたと発表。検出値は国の定める摂取許容量を下回るが、予防原則の考えで対策が必要と訴え。
    • 【221220】福岡県福岡市、先月の藻類による水道水カビ臭苦情を受け、3カ所の取水場で臭気検査の回数を月1回から1日2回に。
    • 【221130】福岡県福岡市で、水道水からカビ臭がする等の苦情の電話が約500件。那珂川に藻類が大量に流れ込んだことが原因と考えられ、市水道局は取水先を切り替えるなどの対応。
    • 【221006】静岡県磐田市の寺谷浄水場や浜松市の大原浄水場から水道水が供給されている浜松市の一部や湖西市、磐田市、袋井市、森町で水道水に異臭。調査の結果臭気物質の2-メチルイソボルネオールが検出される。県は台風の影響で天竜川の水質が変わり臭気を発生させるプランクトンが増加したことが一因と考えられるとする。
    • 【220629】医療関係者や土壌肥料学などの専門家らの「宮古島地下水研究会」が、沖縄県宮古島市平良下里の水道水等から微量ながら3種類の化学農薬成分を検出したと発表。うちネオニコチノイド系は水質基準が設定されておらず、他は国による1日摂取許容量の270分の1、1万4千分の1。
    • 【220630】青森県黒石市の浅瀬石川ダムから取水している津軽地域10市町村の原水について、ジェオスミンの濃度が基準値を超える。津軽広域水道企業団が活性炭を注入して濃度を下げる対応。
    • 【210125】岡山県岡山市水道局などに水道水からカビ臭がするとの問い合わせや苦情が相次いぐ。吉井川に臭いを発する植物プランクトンが大量に発生したことが原因とみられる。
    • 【190917】沖縄県石垣市議会、石垣市への陸上自衛隊配備計画について取り上げたNHKの情報番組「あさイチ」で、映像や説明が誤解を与え「自衛隊施設が周辺地域の水質を汚染するとの誤った前提」で放送したという抗議決議案を可決。NHKは18日朝の放送の中でおわび。
    • 【190415】茨城・古河市と栃木・野木町の一部で、4月10日から水道水の異臭騒ぎが続く。川から取水した際、カビ臭の原因物質が通常の6倍ほど検出され、浄水場で処理しきれなかったとみられるとのこと。人体への影響はなく、原因物質の数値は15日午前6時現在、正常に戻る。
    • 【180607】アジアのプラスチックごみ問題、中国、インドネシア、フィリピン、タイ、ベトナムから海洋汚染が多いとの報道。記事では、水道水からのマイクロプラスチック発見についても触れているが、この5カ国の話かは不明。
    • 【170706】滋賀県、昨年度の水道異臭対策の粉末活性炭の費用が過去最多の8千万円に。今年も5月25日にプランクトンの増加による異臭が検知されており、県企業庁はマニュアル整備により早期対応の体制を整えてはいるが、「プランクトンを減らすなど抜本的な対策は難しい」としている。
    • 【170520】静岡県浜松市、天竜区横川地区の水源でアユ5匹のへい死していたのに伴い水道水の飲用を自粛要請。その後の水質検査で異常はなく自粛要請解除。
    • 【161028】某週刊誌で、未だに東北関東で、水道水から1mBq/Kg(「水道水中の放射性物質に係る管理目標値」10Bq/kgの一万分の一)前後のセシウムが検出されているところがある、との煽り記事。
    • 【161005】滋賀県、馬渕浄水場(近江八幡市)や吉川浄水場(野洲市)で検知したカビ臭の原因を、植物プランクトンのオシラトリアとみられると発表。両浄水場では臭気の原因物質は今のところ基準を下回っているが、活性炭の投入を続行中。
    • 【160926】長野県駒ヶ根市切石浄水場取水路近くの温泉旅館で、風呂用のボイラーの灯油が漏れた結果、水道水に混入する事故。被害は約9800戸で、市は給水車を出動させるととみに、2日がかりで復旧。
    • 【160906】滋賀県近江八幡、東近江、竜王、日野の各市町に給水している、近江八幡市にある馬渕浄水場で、県の水道水供用開始(1978年)以来初めて、国の水質基準を超える異臭物質(2−メチルイソボルネオールを20ng/L)を検出。7月にカビ臭を検知してから、高性能の活性炭を通常の5倍投入するなどの対応を取ってきたところ。琵琶湖のプランクトンの大量増殖が原因とみられる。県は、飲んでも健康への影響はないとしている。
    • 【160715】江戸時代の江戸の水屋について解説した記事。神田上水や玉川上水がカバーしてない下町の井戸水は塩分があり、飲み水は水屋から手に入れていたとのこと。
    • 【160414】新潟県で水源としている阿賀川から泥のような異臭。上流の福島県側では水源としてないが、新潟県からの通報で確認したところ、阿賀川と2つの支流で異臭。食品添加物の香料となるピラジン類の化合物が原因物質とみられるが、発生原因はわかっていない。
    • 【160106】原発事故から5年たって、間隔をあけて行なうようになった水道水の放射性物質測定を、北朝鮮の水爆実験実施の発表を受け、毎日測定するなど強化した事業体も。
    • 【150216】滋賀県、2015年度一般会計当初予算案に、水草の刈り取り事業費2億1千万円を計上した。昨年の夏、水道の悪臭の原因となった水草対策で、「南湖集中水草対策事業」として草刈りを行う区域を拡大。
    • 【150131】京浜急行電鉄、同社が長野県長野市に所有するゴルフ場で、地元との協定に違反する農薬の使用が確認されたと発表し謝罪。ゴルフ場の近くに水道水源を有する旧牟礼村(現飯綱町)とは、使用する農薬はグリーンに使用する4つの殺菌剤成分だけで、他は一切使用しないという協定を開業時に締結していたもの。
    • 【141004】滋賀県琵琶湖、今夏アオコの発生ナシ。お盆の頃までの少雨で栄養塩が減少したうえ8月の大雨で湖水が入れ替わったためと説明されている。
    • 【140922】滋賀県琵琶湖の南湖で8月からコカナダモが大繁殖中。県などが刈り取り船をフル稼働させているが現在でも繁殖が続いているとのこと。
    • 【140825】滋賀県大津市の柳が崎浄水場の取水口付近にコカナダモなどの水草が繁殖。使用最大限の活性炭を投入も給水区域の市民から「かび臭い」「水が黄色っぽい」などの苦情。
    • 【140723】環境省、皇居のお濠(ほり)に、地下水を投入する浄化作戦?を検討。東京五輪を環境五輪と位置づける施策の一環で、玉川上水の水が入ってこなくなってから水の循環が滞ってアオコが発生するようになったもの。
    • 【140616】埼玉県羽生市の県営さいたま水族館の庭池で魚が大量死した事件、元従業員の男が池に殺虫剤を入れたとして逮捕。
    • 【140609】愛媛県松山市公営企業局、水源の石手川ダムでのアナベナ定着をうけ、カビ臭を監視する装置や、活性炭注入装置の更新等の対策を発表。
    • 【140427】埼玉県羽生市の県営さいたま水族館の庭池で、またもや、飼育している魚約300匹が死亡し、水道水の約7倍にあたる塩素が検出される。水族館は何者かが故意に塩素を入れたと判断し被害届。
    • 【140327】「群馬用水」の側道から基準を超える六価クロムとフッ素が検出。水資源機構群馬用水管理所は、側道なので水質には影響はないとしているが、地元住民らに側道への立ち入りを避けるよう呼びかけ。
    • 【140315】埼玉県羽生市のさいたま水族館が営業再開。先月、庭の池でコイなどの観賞魚約500匹が死んだことをうけて原因調査をしていたもの。井戸水を使っているにもかかわらず水道水とほぼ同じ0.1〜0.2ppmの残留塩素が検出されたことが判明したが、なぜそのようなことになったのかの原因ははっきりせず。
    • 【140223】埼玉県羽生市のさいたま水族館の庭池でコイなどの観賞魚約500匹が死亡。普段、井戸水を使っているにも関わらず庭池の水からは塩素が検出されたため、同館は原因を調査。
    • 【140222】神奈川県小田原市にある酒匂川流域下水道左岸処理場の放流水にシアン化合物が混入した問題について、小田原市は市議会で今後の対応策を報告。同処理場に水質汚濁防止法に基づく立ち入り検査を実施するなど。
    • 【140221】神奈川県小田原市にある酒匂川流域下水道左岸処理場の放流水からシアン化合物が検出された問題で、県流域下水道整備事務所が同処理場が発生源との調査結果を発表。汚泥焼却炉が一時停止したため約15分間、規定の700度を下回ったことでシアン化合物が生成されたと推定。
    • 【140211】神奈川県小田原市の鬼柳排水路の下流で稚魚が大量死。現場の約600m上流にある下水処理場の放流水からシアン化合物が一時検出。検査時点では排水基準の1mg/Lを下回る0.35mg/Lだったが、県西地域県政総合センターは回収したボラ、コイなどを解剖して異常が確認されなかったため、水中のシアン化合物によって死んだ可能性が高いと発表。
    • 【131210】茨城県古河市、先月の水道異臭騒ぎで被害を受けた約4万5千世帯について、苦情のあった11月12日から18日の期間を4分の1ヶ月として、11月分の水道料金を一律4分の1減額。
    • 【131114】茨城県古河市と栃木県下都賀郡の一部地域で水道水からカビ臭。約41,500世帯に影響。思川浄水場の上流にある農業用貯水池の水抜き作業が行われていてその水が原因とみられているとのこと。活性炭処理や給水車で対応。
    • 【130510】京都府宇治市の天ケ瀬ダムでアオコらしきもの確認。今のところ発生量は少なく、水道水への影響ナシ。
    • 【130309】大分県、大気汚染源の微小粒子状物質PM2.5について、市町村や保健所の担当者を集め、水道水は心配ないないなどの説明を行う。
    • 【111122】群馬県下野市の石油卸売業者敷地の地下水から、地下水の水質環境基準と水道水質基準(共に0.01mg/L)を超える0.77mgのベンゼンを検出。周辺の井戸からはベンゼンは検出されていない。
    • 【111114】群馬県伊勢崎市水道局庁舎の薬品庫内で、放射性物質を含んだ試薬「酢酸ウラニル」が入ったガラス瓶が見つかる。水道局は、ガラス瓶周辺の放射線量は0.186μsv/hで、「人体と水道水への影響はないレベル」と説明。
    • 【111015】奈良県御所市の浄水場で、出所不明の放射性物質酢酸ウラニルの入った容器が見つかる。水道水からの放射性物質検出はなし。
    • 【110831】山梨県韮崎市、釜無川河川敷を活用した旧県営韮崎射撃場内の鉛弾土壌汚染調査結果を公表。地表では基準値の200倍の鉛が検出されたところもあったが、釜無川を水源とする下流28カ所の水道用井戸からの鉛は基準以下。県は定期的に水質モニタリングを行う方針。
    • 【110607】大阪府大阪市東淀川区の民家から水道水の白濁と異臭。市水道局は付近の住宅に、当面飲料水としての使用を見合わせるよう要請するとともに、ポリタンクによる飲料水の応急給水。検査の結果、水道水から農薬「フェニトロチオン」が水質管理目標値の約10分の1程度検出。町会が樹木に散布した事などとの関連を調査中。
    • 【100916】富山大の研究チームが降雨中のホルムアルデヒドの濃度を計測する研究。場合によっては高濃度のホルムアルデヒドを含む雨水が降っている可能性を指摘。
    • 【100413】北海道札幌市で環境基準を超えるトルエンが検出され閉管になった際、「水道管に亀裂が入った」と虚偽の説明が行われていたとのこと。
    • 【091125】滋賀県長浜市で,会社の寮の自家用専用水道の井戸水が高いマンガンを含有していたにもかかわらず供給していたとして,会社側をもと入居者が提訴。
    • 【091017】大分県日田市の下筌ダムでミクロキスチン濃度が上昇。水道水質基準値を超過との報道だが,基準なんてあったっけ?
    • 【091009】佐賀県唐津市の特養ホームの専用水道から基準を超える水銀が検出される。上水道に切り替える方針。
    • 【090607】群馬県坂東工業団地の土壌汚染事件,浄水場の水質検査の結果,PCBは検出されなかったと発表。
    • 【081205】千葉県柏市の伊藤ハム工場で地下水からシアンが検出されたと発表されていた問題で、浄水処理に使った次亜の劣化による誤検出だったとの発表。
    • 【081030】岐阜県御嵩町の井戸から窒素類検出。付近の井戸からも広く検出され、水道への切り替えを推奨。
    • 【081028】伊藤ハムの製品から地下水由来のシアン化合物が検出されたと会社発表された問題で、現地の千葉県柏市が付近の地下水のシアン濃度を調査したが、すべて基準値以下の結果。市側からは、伊藤ハムの説明に疑義の声が出始める状況。
    • 【081015】富山県富山市の発電所から油流出。
    • 【080705】福岡県久留米市で簡易水道の供給水からシアン化合物が検出され、給水停止措置。
    • 【080429】京都府井手町の水源から微量の水銀が検出された問題で、ろ過実験の結果が報告される。水源供用再開を認めたうえで、継続調査を提言。
    • 【080228】富山県湾岸地区の高波被害で水道原水井戸が塩水化。民家の井戸水も汚染。
    • 【080209】宮城県大衡村でガソリンスタンドからの油汚染が確認される。飲料用井戸などの水質調査を実施へ。奈良県大和郡山市でもベンゼンの検出。
    • 【080126】秋田県潟上市で井戸水から農薬。
    • 【080124】京都府井手町で,微量の水銀が検出された水源をどのように扱うかについて委員会が発足する方向。
    • 【071129】岐阜県多治見市のガソリンスタンド敷地内からガソリンの成分であるベンゼンが検出されたと発表
    • 【071005】奈良県県営水道が話題のパーフルオロオクタン酸(PFOA)の測定結果を公表。米国の基準値と比較しても十分低いとのこと。
    • 【070929】奈良県生駒市の水源井戸から水銀が検出され、周辺井戸も含めて原因調査。自然由来の無機水銀とみられるとのこと。
    • 【070609】沖縄県宮古島にて地下水の塩分濃度が上がっている問題について委員会が開催される。
    • 【070315】京都府城陽市の工業団地内の井戸から基準の4倍の水銀が検出。飲用利用禁止へ。
    • 【060630】熊本県荒尾市で地下水から農薬成分が検出される。
    • 【060527】京都府福知山市で簡易水道の原水のマンガン濃度が上昇,一時送水を停止。現在別の浄水場から供給中とか。
    • 【060221】新潟県胎内市で化学工場がシアン,ヒ素,鉛などを含む有害廃棄物を11年前まで地下120mの地下に廃出していたことが公表される。
    • 【050527】佐賀県鳥栖市で個人宅の井戸から基準を若干超過した水銀が検出される。
    • 【041124】京都府精華町の簡易水道水源付近で水銀が検出され,別の水源に緊急に移行することに。公表まで一週間近くかかったことについて批判。
    • 【041026】福岡県福岡市の国道工事で,3本の井戸から環境基準以上の無機水銀を検出したと発表。周辺井戸の検査へ。11月11日,自然由来と判断される。
    • 【040819】滋賀県の琵琶湖全域で微量ながら農薬が検出されたとの報告。
    • 【040421】青森県三沢市の米軍基地で1955年に発生した燃料タンク爆発事故の影響調査が行われることに。
    • 【040323】千葉県習志野市,船橋市で毒ガス弾による汚染の可能性を調査。
    • 【040202】滋賀県栗東市で産廃処分場付近の地下水から水銀を検出。水道水源も比較的近いとのこと。
    • 【031220】福岡県福間町の農薬製造会社敷地で有害物質の可能性があるベンゼンヘキサクロライドが高濃度で検出される。会社側は対応を約束。
    • 【030912】長崎県諫早市で,工場廃水の六価クロムによる地下水汚染が継続していることが調査により明かに。市では,汚染拡大を防止するため,当該地下水の汲み上げを続けており,処理の改善を図る方針とか。

    有機塩素系化合物による水源汚染

    • 【230705】栃木県益子町の2つの事業所の井戸水から、環境基準を超えたトリクロロエチレン検出。県は周辺住民へ、井戸水ではなく水道水を使うよう呼びかけ。
    • 【211204】埼玉県内さいたま市にある大久保浄水場の取水口で、普段検出されないジクロロメタンが、環境基準以下ではあったものの検出される。県が調べたところ荒川に流れ込む麦生川(むぎゅうかわ)と八幡川で環境基準を超え、周辺の水路に立ち入らないよう呼びかけ。水道水からの検出は無く、発生源の特定を急ぐとともに24時間体制で浄水場の水質監視を続ける。
    • 【121013】福岡県、大野城市、春日市の井戸4カ所から、水道水質基準を超える有機塩素系化合物テトラクロロエチレンとトリクロロエチレンが検出されたと発表。健康被害の可能性は低いとしているが、できるだけ水道水を利用し、井戸水を飲用する場合は煮沸するよう呼びかけ。
    • 【120705】兵庫県明石市が水源河川である明石川の水質保全を神戸市に要望。神戸市環境局は「協力して明石川の上水源としての水質保全に向けた調査を行うとともに、その結果に基づき、実効ある対策等について協議していきたい」と回答。
    • 【120525】兵庫県明石市、水道水源の明石川の上流の、神戸市の産廃処分場から流れ込む浸出水について、神戸市に対策を講じるよう申し入れ。浸出水に基準値以下のトリハロメタンが含まれており、将来基準超過の危険があるというのが直接の理由。
    • 【090523】群馬県の坂東工業団地でパークレンその他の規制物質が検出される。どうやらカバーイドかす(主として消石灰)が原因とか。前橋市の水道水源の汚染原因になっていることも判明とか。なお,水道側で除去済み。
    • 【080830】熊本県熊本市のトリクロロエチレン騒動、検査結果では検出はされたものの微量とか。
    • 【080813】熊本県熊本市で地下水からパークレン検出。
    • 【080529】活性炭製造会社がジクロロメタン750Lを不法投棄。
    • 【080521】群馬県前橋市で水道原水でにテトラクロロエチレンが検出される。工業団地以下の消石灰を中心としたカーバイドかすが原因とか。
    • 【060822】岐阜県が県内の2ヶ所の井戸でパークレンを検出したと発表。
    • 【050623】栃木県真岡市内の地下水で四塩化炭素が検出される。
    • 【040416】宮崎県宮崎市が市中の井戸からパークレンを検出。付近には30年前にクリーニング店があったとか。
    • 【030806】京都府長岡京市で,事業用井戸を対象に地下水の水質調査を実施,シス1,2-ジクロロエチレンやトリクレンなどが検出される。
    • 【030722】滋賀県守山市で四塩化炭素が検出された水源に高度処理施設が完成し,運用開始。
    • 【021116】茨城県取手市の一部地下水がトリクロロエチレンに汚染されている実態が明らかになり,急遽調査を行うことに。某事業所付近であるとの調査結果を受け,住民説明会が開催される。
    • 【020815】東京都水道局が立川市内の浄水所で「1,4−ジヘキサン」が検出されたため水源を切り替えたことを発表...普通こんなの測ってないが...さすが東京都というべきか?
    • 【020419】福島県白河市で工場による85年当時のテトラクロロエチレン汚染の損害賠償請求裁判が判決,工場側を過失を一部認め,3世帯のうち2世帯に平均300万円の賠償を認める。
    • 【010821】鹿児島県での436井戸の毎年検査の結果が公表。地質由来の砒素9箇所,工場洗浄剤起源のジクロロエチレン5箇所,トリクロロエチレン11箇所,テトラクロロエチレン24箇所,農業起源の硝酸性/亜硝酸性窒素46箇所で基準超過。
    • 【010622】神奈川県小田原市で井戸水から高いテトラクロロエチレンが検出される。
    • 【010309】京都府京都市内でクリーニング用洗剤を製造していた工場の跡地井戸から高い濃度のテトラクロロエチレン,シス1、2―ジクロロエチレンが検出されたと発表。井戸は飲用ではない旨確認。
    • 【010308】岐阜県岐阜市で地下水中のテトラクロロエチレン汚染が拡散。住民の健康調査へ。11月15日,下川手水源地がテトラクロロエチレンによる汚染地域にあるとして行われた調査の結果,水源からは検出されなかったとの結果が公表される。

    守山市四塩化炭素事件

    • 【011213】滋賀県守山市で,27%の水量をカバーする水源から四塩化炭素が基準の3倍以上の濃度で検出されていたにもかかわらず希釈して使用していたこと,12月2日の試験結果で0.0026mg/Lと基準以上を検出していたのに結果書に基準に適合と記していたこと,希釈しても基準を守れなくなり停止したことを公開していなかったこと,などが問題化。市長の謝罪や説明会の開催,経緯を説明する文書の配布など,対応に追われる事態に。
    • 【011221】滋賀県野洲町の水源からも環境基準を超える四塩化炭素が検出され,町長が謝罪。翌日危機管理マニュアルを策定することが決定される。守山市に続き,野洲町で代替としての県水の緊急受水を受けて井戸水源の停止を決定。28日,県が20箇所の水質試験を開始。
    • 【011229】知事が周辺井戸の調査開始を表明。
    • 【020117】県による検査結果が公開。基準超過はないものの,あらたに検出された井戸が2箇所。
    • 【020126】県による検査の結果は原因不明,との結論に。
    • 【020226】市長以下水道関連職員の減給処分が発表。
    • 【020303】四塩化炭素問題を扱った民間団体によるシンポジウムが開催され,地下水汚染の実態や住民参加の必要性などが議論される。
    • 【020314】職員の処分が決定。市長,3役,水道担当部局でそれそれ減給処分。県でも貫禄責任として訓戒等の処分。
    • 【020530】深さ75-95m付近が最も汚染されていることが判明。
    • 【021122】滋賀県が守山市や信楽町での反省を踏まえ,水源汚染対策マニュアル「県水道水健康危機管理実施要綱」を策定。

    信楽町フェノール類汚染事件

    • 【020306】信楽町フェノール類汚染断水事件滋賀県信楽町の牧浄水場系統でフェノールが混入,断水のほか対応の混乱が発生。
    • −発見の経緯と復旧までの努力−
       第1報は5日午後3時ごろ,浄水場付近の住民によってもたらされた。当初時点では塩素注入の異常と判断して希釈を行った模様。配水池容量が低下したため,断水回避のためいったん送水を再開,翌6日になってフェノール汚染がわかり,再度停止。7日,断水は全町の70%に相当する3300世帯,1万800人に拡大。8日,隣接する簡易水道からの送水で1000世帯の給水を再開。浄水場ではフェノール対策工事として活性炭ろ過機の設置工事を実施.。
       11日,牧浄水場の洗浄作業が終了。洗浄中の上水,原水からは基準の約10倍のフェノール類が検出されたが,洗浄の後は基準以下になった模様。12日には配水池を満水にし,13日から洗管を開始。14日中には洗管作業を終了,15日の水質試験結果を待って16日に給水を再開。
       近隣の市町村からの応援分を含めて170人の職員と給水車74台(最大時110台)のほか,県知事から自衛隊にも給水車の派遣を要請し,9台が出動。4月頭の信楽陶器祭りは中止へ。
    • −原因究明−
       5日時点での検査結果では水源地下水からの検出はなく,蛇口でのフェノール検出は0.153mg/L。ただし,採取量が少ない,コーヒーの空き瓶を使うなど,水質試験の手順に問題があるケースも散見。フェノールの基準は塩素との反応によるクロロフェノールが強い臭気を発することへの対処として設定されている数字で,一般には健康被害は考えにくい。ただ,乳児の肌が赤変するなどの通報もあり。7日,隣接する大戸川からも0.022mg/Lのフェノールが検出されるも,警察による捜査の結果はまだなし。水道原水は地下水で,地下水が原因なのか河川が原因なのかについては調査中。8日は周辺民家への聞き込みの予定。
       取水の混乱や除染前の供給再開によってデータの一貫性がなく,さらに取水源の詐称があったことにより,原因究明は難航。また,設計と水質検査を担当しているコンサルが11日に行った浄水場の水質データをフェノール類を検出していたにもかかわらず不検出と虚偽報告していたことが明らかになった。このコンサル会社は9日に県,大津市などによって設置された町上水技術委員会の一員であったことから,委員会自体の信憑性まで毀損される事態に。
       15日,上流の金属加工会社の敷地内でクレゾール(フェノール類の一種)の漏出事故があったことが明らかに。工場では外部に漏れ出しておらず,水質検査の結果環境基準の5mg/L以下であったことから水口署に連絡していたが,県には届出なかったとしている。県と町が調査の調査の結果は「工場外への流出の事実は確認できなかった」との結論を出し,調査を終結。
       近隣では,淀川の水質検査でフェノールは水道水質基準をクリアしていることが確認。隣接する大津市では無人施設の点検を強化。信楽町に近い簡易水道の緊急検査ではフェノール類などの被害なし。
       上流域の工場について,4月9日になって警察による上流の工場と付近の捜索が実施される。工場ではクレゾールの流出事故を起こしながら,工場外への流出路はないとしていた。12日,同社社長が,20−50Lが排水路に流出したこと,これが雨水排水路を通じて河川に流出した可能性があること,を認める記者会見。16日,県地域振興局が立ち入り検査を実施。再発防止策の指導など。当初工場側の説明を受け入れ調査を完結していたことについては県知事が不十分だったと説明。
    • −取水問題−
       12日夕方,2,600m3のうち2000m3について,水利権のない表流水を15年来取水していたことを町長が記者会見で明らかに。町長や水道課長は集水埋管による取水と認識していて違法とは考えていなかったとしたが,コンサルタントや町の元担当は表流水取水の認識があったとのこと。13日,違法取水について国土交通省と県による立ち入り検査。14日には警察による現場検証。県は1ヶ月の暫定豊水取水を許可。事件から1ヶ月を迎えた4月上旬,水源の確保や節水の呼びかけ,暫定取水の延長の働きかけなど対応に追われる。4月10日,町は暫定水利権の2ヶ月の延長を申請。浄水場周辺でのさく井,既存井戸の見直しなどが対策として提示。5月13日,信楽町役場や浄水場が水利権違反で捜索へ。6月7日に再度の暫定取水の延長を申請,13日付けで違法施設の撤去命令と対策工事にかかる時間として1ヵ年の暫定取水延長を許可。費用は概算で6億円。
    • 【030304】滋賀県信楽町で水源井新設工事費等5億6100万円が予算化。
    • −広報問題−
       広報は6日朝になってからで,復旧にしばらく時間を要するとだけ広報,飲用も問題ないとするなど説明も迷走。十分な体制が組めなかったこと,塩素の過剰注入が原因と思い込んでいたこと,などが背景に。県への連絡はなく,6日正午に住民から保健所経由で情報が入るまで県に知らされなかったことにも県知事が不快感を表明。
    • −河川敷地内施設問題−
       4月12日,浄水場の敷地の約1/3が河川保全区域内に無断で設置されていたことが取水問題の検査で判明。
    • −再発−
       水源汚染の記憶も新しいなか,同じ工場で22日銅線の洗浄排水が約5m3川に漏出。フェノール類,銅,界面活性剤などの検査結果は基準以下。全面断水は回避。24日にも工場内で別の小規模な漏出事故を起こした模様。県知事は厳重注意。5月30日,県が県内の事業所を対象に立ち入り検査を行う。
    • −処分−
       原因企業の工場長が毒物劇物取締法違反,水道課長が流水の占有の許可違反で書類送検。19日,町が町長以下特別職の減給処分を決定。02年12月26日,滋賀県信楽町の水道汚染事件で,原因となった工場の工場長と町の水道課長がそれぞれ不起訴に。
    • 【030105】滋賀県信楽町で,フェノール混入事件を題材にした子供による創作ミュージカルを世界水フォーラムで披露することに。現在練習中とか。
    • 【030221】滋賀県信楽町での水源汚染事故の原因企業が県に改善措置の報告。
    • 【030613】滋賀県信楽町の無水利権取水について,1年間の暫定水利権の延長を許可。

    • 【030527】茨城県神栖町のヒ素問題で,環境省がレーダー探査などの調査を開始。県の緊急検査の結果,町内4地区の117本の井戸から水道水質基準を超えるヒ素が検出されたことが判明。このほか,過去の調査やプールでの検出などの情報。
    • 【030603】茨城県神栖町で上水道への切り換えが増加。
    • 【030611】茨城県鹿嶋市でも環境基準の12倍のヒ素が検出されたとのこと。神栖町では,水道管の布設されていない地域を対象に,浄水器の購入や設置にかかった費用の半額負担を決定。
    • 【030617】茨城県神栖町で小学校のプール水から基準を超えるヒ素。問診により健康診断を実施,水道へ切り換え。波崎町の町営プールからも検出されたが,こちらは人為的なものでない可能性が高いとか。
    • 【030716】茨城県のヒ素汚染について,浄水器設置の補助制度を設けたにもかかわらず,申し込みは低調とのこと。
    • 【030830】茨城県神栖町のヒ素問題,プール水が原因となった健康被害はないとの結論。
    • 【031218】茨城県神栖町が給水条例の改正案をまとめる。安全な飲料水提供を賃貸住宅貸主の責務とし,水質検査などの義務付けを明確に。
    • 【040226】茨城県と同県神栖町が共同で,ヒ素問題井戸周辺での井戸水の飲用自粛を呼びかけへ。

    長岡京市原水データ改竄問題

    • 【030623】京都府長岡京市で地下水水源のトリクロロエチレン(0.096mg/L),テトラクロロエチレン,シス1、2ジクロロエチレンなどが検出されていたことを記録改竄により公表していなかったことが判明。供給水は曝気及び希釈により基準内にしていたが,改竄の事実について市長が謝罪会見。地下水水源は10本のうち5本を当面取水停止。再発防止へ調査委員会。
    • 【030629】京都府長岡京市水源水質検査結果改竄関係,「まちかどトーク」での厳しい意見や,大山崎町の水道事業健全化審議会の委員辞退など各所に波紋。
    • 【030714】京都府長岡京市で原水水質データ改竄があった水源,浄水場を調査委員会が視察。
    • 【京都府長岡京市の井戸原水水質データ改ざん事件で,局長の指示があったことが判明。
    • 【030813】長岡京市の調査委員会は法令遵守条例の制定,内部告発制度の確立を提言。しかし,市民団体からは市の調査報告書の内容が不十分だとする公開質問状が提出される。
    • 【030819】京都府長岡京市の井戸水質データ改竄問題で,24日,内部告発やコンプライアンス条例の制定などの再発防止策が盛り込まれる。
    • 【030901】京都府長岡京市の原水データ改竄の問題について,9月1日に厚生労働省の立ち入り検査。5日,特別委員会が報告書を提出も,真相については別委員会の結論を待つ報告。
    • 【030919】京都府長岡京市の水質改竄問題について,厳正な処分を求める決議。百条委員会の開催要求も。
    • 【030925】京都府長岡京市の原水水質データ改竄事件で,市長ら5人が減給,2人が訓戒処分。
    • 【031104】京都府長岡京市の原水水質データ改竄問題で,元市議ら市民団体が関係者を告訴。
    • 【031110】京都府長岡京市の原水水質データ改竄事件で,再発防止に向けた改善項目が提示される。
    • 【031119】京都府長岡京市で市議が職員を告発。
    • 【040603】京都府長岡京市の地下水水質データ改竄事件で,関係者が書類送検。
    • 【041225】京都府長岡京市の原水水質データ改竄事件で,6人不起訴,4人起訴猶予,2人嫌疑不十分の決定。

    • 【010714】滋賀県,琵琶湖でマナーアップキャンペーン。水上バイクの影響調査も。
    • 【010808】滋賀県,MTBEやベンゼンなどの検出(基準や指針以下)を公表。排気から水相への移行を確認,水上バイクに水源域での走行自粛を呼びかけ。
    • 【010816】市民グループ,琵琶湖にMTBE汚染を引き起こしているとして水上バイクの即時禁止の要望書を提示。
    • 【010929】滋賀県知事,MTBEは人体に影響するレベルではなく,水上バイクを全面禁止する必要はないと県本会議で説明。
    • 【011107】米国ロードアイランド州でMTBE汚染の深刻化が指摘され,飲用や調理用,子供の入浴にしようしないように勧告される。
    • 【011205】米国ロードス島で配水システム末端で検出されるMTBEが明らかに改善していることが明らかに。
    • 【011226】ニューハンプシャー州が,MTBE問題に関する猶予として,連邦再生ガソリン事業をすぐに適用しないようにEPAに要請。
    • 【070404】滋賀県の琵琶湖の環境計測結果が公表される。水上バイクの影響が指摘される。

    120518 ホルムアルデヒド禍関連

    • 【120518】埼玉県春日部市の庄和浄水場と行田市の行田浄水場の処理後の水から、それぞれ国の基準値0.08mg/Lを超える、0.100mg/L、0.168mg/Lのホルムアルデヒド検出し取水停止。その後、濃度が下がったことが確認されたので、19日朝までに取水再開したが、久喜市や春日部市で節水呼びかけ。
    • 【120518】千葉県4つの浄水場で基準値を超えるホルムアルデヒド検出。0.135mg/L検出した上花輪浄水場と流山市の北千葉浄水場、松戸市の栗山浄水場で取水停止。野田市・柏市・我孫子市・八千代市・流山市で最大計35万世帯余りが断水し、給水車が給水活動。19日朝、栗山浄水場で、夕方に北千葉浄水場で取水再開。
    • 【120519】群馬県千代田町の東部地域水道浄水場、原水の利根川からホルムアルデヒド0.098mg/Lで、一時取水停止。
    • 【120519】関東地整、利根川の水質回復のため、下久保(群馬、埼玉県)、薗原(群馬県)両ダムと渡良瀬遊水池(栃木、群馬、埼玉、茨城県)から緊急放流。
    • 【120519】埼玉県、利根川の支流烏川(群馬県高崎市)の水に、浄水場で使用されている塩素を加えたところ、ホルムアルデヒドを検出したと発表。県は、ヘキサメチレンテトラミンという化学物質が、烏川の水に流されたことが原因である可能性があるとみて、調査を進める。
    • 【120519】千葉県松戸市の栗山浄水場と同じ取水口のちば野菊の里浄水場や、対岸の東京都金町浄水場が高度処理で、ホルムアルデヒドが基準値を超えなかったことについて、厚労省水道課は「都市部の下流域は取水源が限られ水質の変動リスクを背負っているため、高度処理が望ましい」とコメント。
    • 【120520】群馬県原因物質烏川の可能性の報道を受け、高崎市や千代田町に「水道は大丈夫か?」の問い合わせが殺到。現在、東部地域水道浄水場から送り出される水のホルムアルデヒドは基準値未満。
    • 【120520】千葉県5市の断水復旧。復旧後も、18時間半にわたって断水した野田市などで、濁水が確認される。
    • 【120520】東京都三郷浄水場で、基準値を超える0.099mg/Lのホルムアルデヒドが検出され送水停止。三郷浄水場は通常、高度浄水処理設備でホルムアルデヒドを取り除いているが、改修工事のため、一時的に停止していた。送水系統を金町浄水場などに変更したため、断水などの影響はなし。
    • 【120520】群馬県企業局水道担当幹部ら、埼玉県からホルムアルデヒド検出の連絡を受けた後の17日夜、部内の宴席に出席。企業管理者は業務に支障はなかったとしつつ、「千葉県で大きな給水制限につながるというまでの認識はなかった。私も反省しなければならないことはある」とコメント。
    • 【120520】群馬県利根川支流で水質調査、原因の特定には至らず。
    • 【120521】埼玉県行田市の利根大堰で、19日に検出限界値未満まで下がったホルムアルデヒド濃度、20日に上昇。夜、上流ダムの放流量を増やし、再度検出限界値未満まで下がる。
    • 【120521】群馬県警、利根川水系浄水場でホルムアルデヒドが検出された問題で、水質汚濁防止法と廃棄物処理法違反容疑で捜査を始める。
    • 【120521】群馬県が東部地域水道事務所(千代田町)が18日深夜に取水を停止してから、供給区域の市町との送水制限完了までの調整に6時間以上かかったうえ、県民への発表が約9時間後になったことを批判する記事。県企業局管理者は、初動対応について「反省すべき点はある」と述べる一方、「最低限のことはやった。(県内の)住民に迷惑はかけていない」と主張。
    • 【120522】千葉県柏市、ホルムアルデヒド検出に伴う断水・濁水への措置として、水道料金減額の方針。
    • 【120522】群馬県みなかみ町の月夜野橋で、利根川の水位が、はん濫注意水位の5メートルに迫る。利根川取水水道水のホルムアルデヒドの濃度を薄めるため、利根川上流のダムを緊急放流した結果。
    • 【120523】群馬県、ホルムアルデヒド検出問題を受け、水質検査点4箇所追加。
    • 【120523】埼玉県知事、塩素と反応してホルムアルデヒドが生成されるアミン類の物質について、水質汚濁防止法など法規制の対象とするよう国に緊急提言することを表明。
    • 【120523】東京都三郷浄水場、20日にホルムアルデヒドが国の基準を超えた後の検査で、基準値以下の状態が続いたので、送水再開。
    • 【120524】厚労省と環境省も、今回のホルムアルデヒド検出の原因物質を、ヘキサメチレンテトラミンと特定。利根川に流入した量は、0.6トンから4トンと推定。この物質を大量保管しているとして国に届け出ている事業所は、埼玉県内に2か所、群馬県内に3か所あるといい、環境省は両県に対し、該当する事業所の立ち入り調査を要請した。
    • 【120525】埼玉県群馬県の工場立ち入り調査で、群馬県の産廃業者が、ヘキサメチレンテトラミンを処理するのに十分な施設をもっておらず、中和処理などをしないままで、排出した可能性が高いことをつきとめられる。産廃業者は、埼玉県本庄市の化学会社DOWAハイテックから廃液に、内容について十分な告知を受けずに処理。埼玉県は、廃棄物処理法の告知義務違反の可能性があるとみて、DOWAハイテックから事情を聞く。
    • 【120525】国交省省関東地方整備局が設置した「河川水質事故災害対策本部」、ホルムアルデヒドが検出された浄水場で、20日以降は基準値以下となっているため、群馬県みなかみ町の緊急放流停止。
    • 【120529】利根川水系の浄水場の水道水で基準を上回る「ホルムアルデヒド」が検出された問題で、環境省は、再発防止に向けて、原因物質などを規制するための検討会を立ち上げへ。
    • 【120530】群馬県と埼玉県、ホルムアルデヒド原因物質流出について、産廃会社の主張どおりDOWAハイテックからの適切な情報提供がなかったかを調査へ。
    • 【120530】千葉県水道局、18日に埼玉県企業局より行田浄水場と庄和浄水場でホルムアルデヒド検出の情報を受けて、野田市に近いが基準値以下の庄和浄水場の情報しか知らせず。野田市の担当者は「上流で基準値を超える情報があれば取水停止し、被害拡大を防げた可能性がある」とコメント。千葉県は、利根川水系の水質情報の連絡体制を見直すことを決め、近く県内の水道事業者を集め、今回の断水や情報伝達を検証する場を設ける。
    • 【120531】群馬県高崎市の、ホルムアルデヒド原因物質を流出した産廃会社2社の調査によると、DOWAハイテックが出した産業廃棄物管理票(マニフェスト)に、ホルムアルデヒドの原因物質となったヘキサメチレンテトラミン(HMT)の記載なし。一方で、HMTを含む「全窒素」の記載はあったとのこと。高崎市はDOWAハイテックが2社に廃液処理を委託した際、適切な情報提供があったか、また実際に出向いて廃液処理の説明を行ったかなどについて調査を進める。
    • 【120531】千葉県野田市、ホルムアルデヒド事件を受けて、7月1日より「災害協力井戸制度」開始。市民が所有する井戸を市に登録し、市が水質検査などを行って有事の際に備える。
    • 【120602】千葉県北千葉水道企業団、ホルムアルデヒド事件を受け、給水先7市と県の担当者を集めた会議を開催。監視体制や迅速な水質分析方法、水質事故の対応マニュアル見直しのほか、ホルムアルデヒドを除去できる高度処理技術の2年後稼働に向け全力で取り組むことで一致。
    • 【120602】群馬県、ホルムアルデヒド事件を受け、ヘキサメチレンテトラミンの管理や処理を適切に行うよう求める依頼書を事業者団体や産業廃棄物処理業者に提出。現状では水質汚濁防止法の規制対象ではないため県独自の規制も検討する方向。
    • 【120606】ホルムアルデヒド検出事件で、関東の周辺自治体などの水道事業者43団体でつくる「利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会」、原因となる物質を含んだ廃液の排出基準などを定めるよう環境省と厚労省に緊急要望。
    • 【120608】埼玉県、ホルムアルデヒド原因物質を含む廃液を処理委託したDOWAハイテックについて、委託先に廃液の試験成績書やサンプルは提供しており、廃棄物処理法が定める告知義務について「違反には該当しない」とする一方、流出が二度目であるので「注意すべき事項を明確に伝える必要があった」と適正処理を求める通知を送付。
    • 【120608】群馬県、ホルムアルデヒド原因物質を排出した産廃処理会社に、「法令上の違反はない」と結論づけ、行政処分を行わない方針を発表。
    • 【120609】埼玉など6都県の水道事業者でつくる利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会、DOWAハイテックに、ホルムアルデヒド事件の再発防止要請。
    • 【120611】埼玉県、千葉県など、ホルムアルデヒド禍で損害を受けた事業体、DOWAハイテックへの損害賠償請求を検討へ。
    • 【120623】群馬県、ホルムアルデヒド禍を受けて水質汚濁防止などについて調査、審議する県環境審議会水質部会を開催。
    • 【120626】千葉県野田市市長、老朽化した上花輪浄水場について、先月のホルムアルデヒド禍にも対応できる高度処理処理を導入して更新すると70億円かかることから廃止を検討。高度処理施設稼働予定の北千葉浄水場が処理能力に余裕があることから、上花輪浄水場の水利権を移管する方針を示す。
    • 【120727】千葉、埼玉、東京、茨城の1都3県、ホルムアルデヒド禍の損害賠償請求について、原因物質を含む廃液処理を委託した「DOWAハイテック」と協議を始める。請求額は概算で3億円にのぼる。
    • 【120831】群馬県環境審議会水質部会、ホルムアルデヒド禍の原因となったヘキサメチレンテトラミン(HMT)の管理体制を強化する独自の指針をつくるよう県に提言。
    • 【120921】群馬県、利根川水系への相次ぐ化学物質流出に、原因物質を扱う事業者を対象とした独自の管理・把握指針案を年内にまとめる方針。対応を協議していた県環境審議会水質部会の答申を受け、取り扱い量が国の基準より少量でも県に報告を求める制度の導入を検討。県は「事故を防ぐためには、規制だけでは不十分。事業者に丁寧に理解を求めていくことが大事だ」と強調。
    • 【121227】利根川水系の浄水場でホルムアルデヒドが検出された事件で被害を受けた1都4県、原因となった廃棄物の処分を発注したDOWAハイテック社に約2億9千万円の損害賠償請求。
    • 【130118】利根川水系ホルムアルデヒド禍の原因物質を排出したDOWAハイテック、流域5都県の損害賠償請求に対し「処理委託のどこに不法行為があったのか、産廃業者が適正な処理をしたかどうか、この2点が明らかにならない中での支払いはきわめて困難だ。話し合いを続けたい。」と。5都県は提訴の方向。
    • 【130830】茨城、群馬、埼玉、東京4都県、昨年の利根川水系のホルムアルデヒド禍の件、原因物質を流したDOWAハイテックに、損害賠償を求める訴えを起こす。
    • 【131024】昨年、利根川にホルムアルデヒドの原因物質を流したとしてDOWAハイテックに千葉県と県内の事業体が損害賠償を求めた裁判の第1回口頭弁論。同社は、請求棄却を求め争う構え。

    工事,事故,事業による水源への影響

    • 【240215】大分県日田市のトンネル工事現場で大量の地下水が湧き出し、山手にある集落で生活用水に使われる井戸の水位が下がるなどの被害が出て、県は新たに井戸を掘削するなどの応急対策に追われる。
    • 【230112】広島県熊野町平谷地区で井戸の水枯れや濁水発生。県は、海田町と呉市を結ぶ地下送水トンネル掘削の影響とみて、仮設の送水管を設けて各戸に水道水を送る。当面は水道料金を無料に。
    • 【220420】山口県岩国市錦川の上流のメガソーラーの工事で、ヒ素や鉛などの有害物質を含む土砂が水田に流れ込む被害を受けた住民が、「この辺りは湧き水と川の水が水道代わり。何か起きれば仕事はおろか、住むこともできなくなる」と建設反対の声を上げる。
    • 【211014】熊本県高森町の高森湧水トンネル公園。1973年の国鉄のトンネル工事で大量出水が起き、町内の水源8カ所が枯渇し、工事は断念。町は、トンネルから出る水をポンプで上げ各家庭に配水。1995年にトンネルの一部を公園化。
    • 【210929】田舎暮らしの記事で、質のいい井戸水で生活していた地域に進出してきた飲料工場が井戸を新設してから、周囲の家々の井戸の水位が下がり、仕方なく地元の簡易水道を引いたとの話。
    • 【210106】京都府京都市で「鴨川が赤くなっている」と警察に通報。水道局で調べたところ、合流式下水道が閉塞により雨水吐室から染色排水が流れ出たもので、下水道の夾雑物除去と赤水のポンプ及びバキュームによる除去を実施。水道への影響は無し。
    • 【181206】長崎県諫早市、建設中の新幹線の久山(くやま)トンネル周辺で、167戸に供給する水道の水源となる井戸の水位低下を確認。応急対策として、他の水源から水を融通。
    • 【181204】兵庫県神戸市北区の地域で「水道水が臭う」という苦情が市に数十件、異臭が発生しているのは北区の東大池や西大池など一部の地域。市では「塗料に含まれる揮発性有機物質」が検出されたと発表。近くで行っていた塗装工事が原因の可能性も。
    • 【180308】埼玉県秩父市の秩父神社の女神の妙見様が通ったとされる「妙見七つ井戸」の「四の井戸」の湧き水が枯れる。昨秋、東側の国道140号線で行なわれた水道工事の関係でないかと、地元町会より原因調査を求める要望書が市に出され、市議会でも採り上げられる。環境部長は「水道工事中に地下水は出ていない。調査は大掛かりな工事となり、事前に十分な状況把握が必要で、経過観察をしていく」と答弁。
    • 【180306】大分県宇佐市水道水源の駅館川に流れ込む川の上流で、養豚業者が排出する汚水などによる悪臭や造成工事によるとみられる土砂流出が、近隣住民とトラブルに。
    • 【171113】埼玉県草加市の古綾瀬川が300〜400mの範囲で青緑色に変色し、100匹以上の魚が死亡。県によると原因は、八潮市にある化学品製造工場から漏れ出た塩化銅とのこと。水道や生活用水に影響が及ぶことは防がれた模様。
    • 【170928】静岡県函南町で、水道水に異臭がするとの通報があり、水質検査したところ塗料や接着剤に含まれるトルエンとキシレンを検出。基準値未満で人体に影響はないが、町は公民館に給水車を派遣。原因については調査中。
    • 【170913】先月降雨時に、長崎県長崎市のメガソーラー工事現場から戸根川と神浦川に土砂が流入し、両河川を水源する戸根浄水場と手熊浄水場では濁水対策で薬品を増量したり給水ラインの切り替えたり、市上下水道局からは濁水が出た地区に給水車を派遣したりする対応。市上下水道局浄水課は「薬品増量や職員の時間外出勤など予定外の対応を迫られた。濁水の原因を作った業者に対して補償を請求することを協議中」とのこと。
    • 【170612】長野県飯山市にて北陸新幹線トンネル工事開始後に水道水源が枯れる。別の水源から水を引いて対応。
    • 【170117】長崎県佐世保市の国道で、スリップして民家に激突したトラックから落下したタンクに別の車が衝突し、破損したタンクから漏れた塩酸が相浦川に流入。市は相浦川からの取水を一時停止。
    • 【170117】東京都豊洲市場の地下水汚染について、豊洲市場で使用する水は水道水で、地下水は地下水管理システムによって毎月水質調査され、下水排水基準を満たしていいない場合、浄化施設によって汚染物質を除去され、排水されるの問題ないとする記事が複数配信。ただし、中には排水が「水道法」に規定する下水排除基準を満たしていると書いてあるものも(笑)。
    • 【161116】北海道北見市で浄水場に畑の肥料が流れ込んで、アンモニア濃度が高くなったことにより、市は北見市留辺蘂町の一部と西相内地区の約2700戸に対し「絶対に水道水を飲まないよう」呼びかけ。翌日に復旧。
    • 【160715】福島県いわき市、水道水源である夏井川上流部に設置されている小野町の一般廃棄物最終処分場のかさ上げ計画について、小野町に計画を容認しないよう要請。
    • 【151027】岩手県軽米町で計画されている産業・一般廃棄物最終処分場について、水源汚染の恐れがあるとして、軽米町、洋野町と青森県八戸圏域水道企業団が岩手県に建設計画不認可を要望。
    • 【151007】福島県三春町の日本化学工業福島第2工場でフッ素を含む液体が飛散する事故があり、工場近くを流れる桜川から1.7mg/Lのフッ素を検出。県は「川の水は水道水や田んぼに利用されておらず、直ちに健康上の影響はない」と発表。
    • 【150416】滋賀県竜王町橋本の中学校で、地下タンクから暖房用の灯油をくみ上げるオイルポンプから灯油漏れ。日野川まで流出したものの、水道への影響はないとのこと。
    • 【150328】京都府京都市の新日本理化京都工場で配管破損によりシャンプーの原液約17,000Lが下水道に流入し、伏見水環境保全センターの処理能力を超え、宇治川への放流水に大量の泡。市によると、オイルフェンスを設置して流出を抑制。毒性はないとのこと。
    • 【140814】東京都八王子市の高尾山で、圏央道高尾山トンネル完成後、湧水の水涸れが起きてると環境NPOが報告。
    • 【130617】宮城県相馬市市長、丸森町に計画されている産業廃棄物最終処分場について、農業用水の水源地に近いことを理由に、住民約5800人分の署名を添えて、計画を認めないよう求める要請書を提出。下流には水道水の水源もあるとのこと。
    • 【130227】岩手県花巻市のメッキ工場の廃液を貯蔵するタンクに除雪車が衝突。猛毒のシアン化ナトリウムを含む廃液5トンが北上川の支流の油沢川に流出。油沢川の水質検査でも検出され、市は北上川からの水道水の取水を停止。
    • 【130126】鳥取県伯耆市の大殿浄化センターのポンプ故障により、処理途中の汚水約440m3が放流管から日野川支流の大川に流出。ポンプはその日のうちに復旧、市は放流管の下流で水質検査を実施。
    • 【120920】群馬県渋川市の化学メーカーから県に、「利根川に過塩素酸を流出させた。」と報告。下流の東部地域水道浄水場(千代田町)が約3時間取水を停止。県は浄水場の水質検査で厚労省の濃度目標値の半分程度で、「安全性は確認された」とした上で、流出量や流出の経緯などを調べている。
    • 【120605】群馬県伊勢崎市の韮川(利根川の支川)に、スチレンを含む溶液約40リットルが流出したとして、部地域水道(千代田町)が約4時間にわたって取水停止。県はオイルマットなどを使って大半を回収し「生活環境への影響は少ないとみられる」と説明。
    • 【110908】長野県のJR飯田駅に、リニア中央新幹線の中間駅併設を求める飯伊地区期成同盟会(会長飯田市長)、JR東海との初協議で、飯田市の水道水源域からのルートの完全回避などを求める意見書を提出。
    • 【110806】JR東海、リニア中央新幹線の長野県内の概略ルート発表。「12月から始める環境影響調査などの結果次第では水源域保全のためルートを変更する余地もある」と示唆。
    • 【110712】富山県、滑川市が水道水源に影響があるとして反対していた、隣接する魚津市の養鶏場建設予定地の農地転用を、養鶏場の排水を魚津市汚水処理センターで処理することにしたのを理由に許可。滑川市上田市長は、「反対の意思は変わらない。許可を出した県は将来にわたって責任を負ってもらいたい」とコメント。
    • 【110610】JR東日本のリニア中央新幹線が水源地域を通ることについて、JR首脳と長野県飯田下伊那地区の首長らが意見交換。まずは調査から。
    • 【110527】長野県飯田市、リニア中央新幹線のトンネルが市の水源域に掘削された場合、「地下水位が低下し渇水が生じる危険性が大きい」として、JRに水源域をルートから外すよう働きかけ。
    • 【110512】鳥取県岩美町の町上水道施設で取水した伏流水が濁っていることを同町職員が見つけ、送水停止し約1500世帯で断水。取水場所の近くで県が護岸工事をしていたため、伏流水が濁ったと考えられる。
    • 【110209】和歌山県田辺市の熊野キジ飼育場計画、予定地の下流にある水道の水源の汚染を心配する住民の反対で中止。
    • 【100414】鳥取県鳥取市で、砕石場あとにPCBを使用した廃棄コンデンサーからPCBが漏出した可能性があるとして、水質調査が行われる。上水道の水源地での検出は現時点でなし。
    • 【091209】山梨県笛吹市の簡易水道と付近を流れる沢が枯渇していることが判明。山梨リニア実験線の影響を指摘する声。
    • 【091114】千葉県松戸市の坂川支流で油流出が相次ぐ。取水場の上流のため対応に追われるも,原因は不明のまま。
    • 【091007】山梨県笛吹市で,リニア実験線の延伸に伴うトンネル工事により簡易水道の水源が枯渇。上水道から応援給水も,湧き水を取り戻したいとの声も
    • 【090618】岩手県岩手町で水道水源河川の北上川で魚の斃死。取水見合わせ。
    • 【090616】秋田県秋田市で秋田大のキャンパスから重油6キロリットルが流出。オイルフェンス設置。
    • 【090605】大分県日田市で工業用水確保のための地下水の試掘で付近の井戸水位に影響がでていたが,これを公表しなかったとして報道で指摘される。
    • 【090513】岡山県津川市で製紙会社のパルプ水が流出する事故。環境影響なしとの会社発表。
    • 【090407】鳥取県鳥取市で汚水ポンプ場のスクリーンが閉塞、あふれ出て隣接する簡易水道の水源河川に流入。2時間半ほどの取水停止、給水は停止せず。
    • 【080914】香川県高松市で水源での油汚染。15日まで取水停止。
    • 【080909】和歌山県橋本市の紀ノ川で重油100L流出。
    • 【080827】鳥取県鳥取市で水源河川に軽油流出。2時間取水停止。
    • 【080528】京都府の府営水道問題で府知事は争う姿勢。
    • 【080411】栃木県日光市の瀬尾浄水場で油検出。取水停止。原因が特定されず、監視対象を広げることに。
    • 【080219】山梨県都留市のリニア実験線の延伸計画について、地元住民が水源枯渇を懸念して請願を出したとのこと。
    • 【080215】群馬県の群馬用水で油流出事故。取水停止。旅館の燃料重油管に亀裂がみつかり,原因かとする報道。
    • 【080214】大分県日田市で大規模な井戸枯れ被害。河川工事か水道工事か原因は不明とか。
    • 【071124】鹿児島県志布志市で水源地の貯水池の点検中に土砂崩れ。1名死亡。漏水が土砂崩れの原因と見られるとか。
    • 【070925】奈良県奈良市の高山ダムで乗用車が転落、油が流出する事故。
    • 【070612】三重県伊賀市で塩素ガスの漏出事故。次亜とPACを間違って混入したのが原因とか。
    • 【070424】岐阜県下呂市でガソリン365Lが飛騨川へ流出。水源を汚染された下呂市は取水を8時間ストップする事態に。
    • 【070421】三重県伊賀市の滝川ダムで魚が死んでいるのが発見され、念のため取水停止。原因究明作業中。
    • 【070311】秋田県大館市で水道水から灯油のにおいがするとの通報。水源の50m地点で灯油の混入を発見,対応。
    • 【070307】青森県八戸圏域水道企業団でポンプ室が,オイル20Lが漏出。浄水場は当面停止するが供給には影響なし。
    • 【070305】京都府福知山市で養鶏組合の配管が破損して次亜が流出。魚のへい死。簡易水道の取水停止など。
    • 【070214】三重県亀山市で小魚などがへい死。簡易検査でヒ素が検出されたため工場などに立ち入り検査したが,その後この結果は測定ミスによるものと発表された。
    • 【060802】秋田県秋田市で工場付近の地下水からカドミウムが検出される。飲料水利用の中止を呼びかけ。人体に影響なしとの発表...
    • 【060730】愛媛県松山市の石手川ダムで乗用車が転落,車から油が流出。上水道への影響は回避とか。
    • 【060705】神奈川県の米軍基地,キャンプ座間から水源河川に二度にわたって油が流出。神奈川県ないの水道事業者が油対策費用やオイルマット費用等の補償を要求。給油施設の配管破損による事故の場合の負担が日米どちらにくるのかは未定とのこと。
    • 【060405】三重県亀山市で国道が鈴鹿川に転落,少量の燃料油が漏れ出す事故。下流の水道の取水場でオイルマットなど対応。
    • 【060319】岩手県盛岡市でタンクローリーが凍結した路面でスリップ横転。エンジンから軽油等が漏出,下流の取水場で3時間ほど取水停止。
    • 【060222】茨城県守谷市で工場跡地から環境基準を超える鉛などの有害物質が検出される。土壌の浄化工事は終了しているとのこと。
    • 【060219】兵庫県三木市の中国自動車道で大型トラックが出火,積荷の「モノクロル酢酸」が河川へ流出し,取水制限する騒ぎに。
    • 【060217】大分県中津市で油による水源汚染。上下水道の嘱託監視員が発見。
    • 【060214】群馬県富岡市でカワヒバリガイが大量発生。取水等の管内に蓄積する恐れ。
    • 【060206】滋賀県大津市の電子部品用ガラス加工会社から鉛などの有害物質が流出しているのが見つかった件について,市がその後の調査により,以前より常習的に排出されていたことが認定され,作業所に対する一時使用停止の通知。
    • 【060120】新潟県上越市で製油所からタンクの腐食によりナフサ80kLが漏出。水道水源への影響はいまのところナシとのこと。
    • 【060114】滋賀県高島市で暖房用ボイラー燃料タンクの配管が積雪の重みにより破損,燃料が流出する事態。水道水源への影響も懸念される。
    • 【060112】滋賀県大津市で鉛などを含む汚水が河川に流出していた事件の捜査で,告発企業が側溝にあふれた汚水を定常的に河川流出を行っていたことが明らかに。側溝には除去処置を施してあるとの説明。
    • 【051223】京都府大津市の電子部品用ガラスの加工会社が高濃度の鉛(基準の200倍)やホウ素(基準の5倍)を含む廃水を未処理のまま下水道に流していたことが判明。処理施設は設けていたが適切に運用していなかった模様。
    • 【051221】中国広東省韶関市の精錬工場からカドミウムが流出,基準の10倍が検出される。下流の英徳市で急遽の水源切り替えや送水管設置,給水車導入などの処置。下流には省都の広州市(1100万人)があり,日系企業も進出多数。
    • 【051219】北海道倶知安町で次亜の過剰注入事故。80世帯に被害。水源地で次亜検出装置の不具合が検知されたため装置の調整中だったとのこと。
    • 【051215】中国湖北省の漢江で渡し船からトラックが転落,苛性ソーダ30トンあまりが河川に流出。
    • 【051208】滋賀県甲賀市の水口浄水場の取水施設で油による異臭が職員に検知され,取水を停止。8日15時ごろから1万4000世帯で断水などの被害。給水車41台が出動。断水に伴う赤水の問題もあり,290kmの管内の洗管も必要となるなど影響ひろがる。10日には市職員など880人を動員。10日18時半ごろ終息宣言。原因は調査中。
    • 【051126】北海道岩見沢市におけるジクロロメタン汚染事件で首長がみずから減棒1ヶ月10%の処分。
    • 【051125】東京都東大和市で研究所からごく微量の放射性物質を含んだ廃液が下水道に流出したと発表。
    • 【051101】岡山県岡山市でPAC500Lが流出,魚の斃死が確認される。
    • 【050930】井戸使用の住民が下水道工事によって井戸を汚染され入院したとして補償交渉中とか。茨城県八郷市。
    • 【050706】新潟県がまとめたところによると,河川への油の流出事故が過去最多に。ただし通報するという意識が向上した部分も。ホームタンクの閉栓忘れなどうっかりミスが最多の25件,その他除雪中の破損が15件,車の事故が6件など。
    • 【050115】島根県安来市で多数の魚の斃死が確認され,浄水場からの次亜の流出が原因と確認される。ろ過池の工事作業員のバルブの閉め忘れが原因とか。
    • 【040916】山形県高畠町で酪農家が牛の死骸を野積みした堆肥の中で処理しようとしたのか?不法投棄となり水質検査などが行われる事態に。
    • 【040812】京都府舞鶴市内の福井川で小魚の斃死。浄水場でPACの交換作業をしていて20Lが流出していたことが原因と保健所の判断。
    • 【040606】山形県南陽市で水道水から異臭。水源の最上川を調べたところ,取水口上流200m地点でペンキが流入していることが確認される。トルエンで0.23mg/L検出。1万世帯で給水停止。6日午後に復旧。断水の判断が後手に回ったことや,町内会長経由での伝達,広報車1台での広報などが不徹底との批判を受ける。危機管理マニュアルの類はなかった模様。原因は廃品回収業者がペンキなど400Lを雨水槽に捨てたためとみられ,犯人は逮捕される。040731,犯人の廃品回収業の男に懲役2年が求刑される。040819,山形県南陽市が災害状況を24時間伝えるテレホンホットラインを設置,トルエン混入事件を受けての措置。
    • 【040423】青森県青森市で軽油密造業者の無許可タンクから油が漏れだし,周辺の土壌を汚染。今のところ水道水源への影響は届いていないとか。
    • 【040407】大阪府茨木市の下水処理場で,清掃後に消毒薬品タンクのバルブを閉め忘れ,次亜が流出する事故。魚の斃死が確認。
    • 【040319】愛知県一宮市でガソリンスタンドからガソリン3000Lが漏出。土壌に浸透したガソリンを回収するための井戸の設置や土壌入れ替えなどを行う方針。
    • 【040129】鳥取県江府町で大型トレーラーが川に転落,河川から取水していた米子市水道局が取水停止。
    • 【040120】栃木県宇都宮市で16日,原水に灯油が混入。流出は17時,油分計検知が19時40分,21時30分まで取水中断と洗浄,翌午前3時に取水再開。苦情は17日20時から19日にかけて約180件,職員が訪問と捨水処理などに追われる。汚染源の農家に対して損失の一部を請求することも検討。
    • 【040113】京都府伊根町で水源への油汚染。町では浄水場系統を切り換え,配水池の全ての水を廃棄洗浄するなどして対応。
    • 【031004】東京都日野市で下水処理場に赤い水が流入。処理場から着色が残ったまま流出。毒性など水質項目上の問題はなしとのこと。
    • 【030907】大阪府枚方市で,淀川からの取水場で水質異常を検出,職員が駆けつけ油膜を確認。迅速な対応により取水被害はなし。付近の自動車解体業者によるエンジンオイル等が大雨により流出したものと疑われるとか。
    • 【030531】東京都福生市の横田基地で,93年に発生したジェット燃料漏出事件(6万8千L,ドラム缶340本分)の汚染除去作業が終了。周辺自治体は安全宣言を求める声。
    • 【030531】島根県太田市の埋没林展示施設で,保存液のPEG(ポリオキシエチレングリコール)約80リットルが漏出する事故。
    • 【030417】茨城県神栖町の井戸水ヒ素汚染が旧日本軍の化学兵器によるものである可能性が高まる。
    • 【030317】秋田県大館市で小学校の地下タンク配管から灯油の流出事故。
    • 【030222】福井県敦賀市で水源地における無許可採石事件を受け,違法採石監視委員会が設置される。
    • 【030125】盛岡市の簗川ダムトンネル工事の現場にて,灯油配管に亀裂,240Lが流出。市水道部は取水停止,断水影響は当該浄水場の給水区域全域の33000世帯。オイルフェンス設置や洗浄作業を進めるも,雪などにより作業は難航。
    • 【030121】長野県辰野町で中央水源(地下水)に灯油が混入。他の井戸水源への切り換えに伴い水圧低下,全2500世帯のうち300世帯で断水。原因は今のところ不明で,断水は長期化の様相。2月4日,水源汚染が2週間ぶりに終結。期間中,28人11団体がボランティアに参加したとのこと。町では汚染対策として新たな水源の確保を探る方針。
    • 【021214】群馬県赤城村の養豚施設糞尿による断水事件で,養豚業者に1445万円の請求,支払いを受ける。既存水源を廃止し新たな水源設置費用についても養豚業者に負担を求めることに。
    • 【021211】9日午後山口県美祢市でセメント工場よりフェノール流出事故。下流の山陽町では取水停止により全町断水。10日5時までに送水を開始。断水中も事故前の水を維持水量として少量流していたためか,水道水が使えるのか,という問い合わせが多数あったとか。事故に伴う損害分は請求される予定。
    • 【020715】福岡県筑紫野市の水源ダム周辺でウランが検出。供給水での基準は下回っているとのこと。原因が自然起源か,産廃処分場なのかを調査中。
    • 【020619】愛媛県重信町の下水道工事現場で六価クロムを検出。工場跡地から青い土が出たとの通報により発覚。
    • 【020612】兵庫県篠山市でフェノール臭。上流の工場でローリーから200Lが漏出する事故が原因とみられ,回収作業など対応は行われていたが影響が残余した模様。最大検出濃度は0.346mg/L,約9000世帯,市の60%に影響。7人が診察を受け,3人が下痢症状とか。12日から14日昼まで洗管作業など,信楽町からの応援も。13日には工場へ立ち入り検査。7月10,警察による現場検証。
    • 【020531】岐阜県徳山ダムの鉱業権収用が不十分とした地主による訴訟で却下判決。
    • 【011121】茨城県新利根町の清掃工場周辺地下水のヒ素汚染の問題で,住民が水濁法に基づく浄化対策を命ずるよう県に要望。
    • 【010213】福岡県,筑紫野市の県立総合射撃場で,福岡県教育委員会が散弾による鉛汚染調査結果を発表。井戸等は基準以下も溜池や調整池で比較的高い値。2001年2月,以前データの改ざんが問題になった散弾の鉛粒の影響による水質汚染対策として,舗装など全面改修費用を計上。
    • 【000926】福岡県若宮町の産業廃棄物中間処理施設付近で高い濃度のフェノールが検出。水道への影響の調査も。

    水源地ごみ処分問題

    • 【230714】広島県三原市の産廃処分場問題で、三原市議会が知事に設置許可の取り消しなどを求める意見書を可決。
    • 【230713】広島県三原市にできた産廃処分場について、業者が設置申請に当たり、処分場から比較的距離のある18カ所の井戸の調査を実施する一方、処分場に近い4つの井戸の存在を無視した報告を県が鵜呑みにし、住民が意見書を提出したのに調査せず許可したのは違法と、広島地裁が判決。
    • 【221111】愛知県岡崎市の乙川の源流付近で、市職員と水道事業の関係者らが水道水源を守るための清掃活動。
    • 【220624】沖縄県、倉敷ダムからの取水を25日から再開すると発表。
    • 【220608】不発弾が見つかった沖縄県倉敷ダムで水質検査。
    • 【220526】沖縄県、アメリカ製不発弾が見つかった倉敷ダムについて、6月上旬の水質検査で問題がなければ取水再開の方針。
    • 【220422】沖縄県企業局が、不発弾等が見つかった倉敷ダムの水質検査を行ったところ異常無し。沖縄防衛局が行っている磁気探査、現場踏査の結果を踏まえ取水再開の判断へ。
    • 【220417】福島県郡山市、水道水源の猪苗代湖湖岸の清掃を行う「水源地清掃プロジェクト」の参加者募集。
    • 【220324】不発弾等が見つかって取水停止した沖縄県倉敷ダム、県の土壌調査では全項目で基準値を下回る。県は沖縄防衛局の調査結果を待って、取水再開を判断する方針。
    • 【220307】不発弾が見つかった沖縄県倉敷ダム調査のため、沖縄防衛局が土壌を採取。県は調査結果で水の安全が確認されるまで引き続き取水を見合わせる方針。
    • 【220219】不発弾等が見つかった沖縄県倉敷ダム、1983年に水需要増大に伴い米軍の弾薬庫地区からダム用地として返還された場所に建設されたもので、ダムは1996年に完成。玉城知事は「県民に安心安全な水を供給することが第一だ。どのような経緯で残されたのか、沖縄防衛局にも調査していただきたい」と述べる。
    • 【220217】沖縄県、倉敷ダムの点検で、複数の不発弾や砲弾の入ったドラム缶を発見し、取水を停止したと発表。通報を受け回収した自衛隊の説明では、寸法などから米軍のものとみられるとのこと。
    • 【211127】宮城県仙台市の青下水源地で、仙台市水道局員と民間企業職員による清掃活動。
    • 【210702】滋賀県が昭和55年7月1日に「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」を施行し、昭和56年には施行1周年を記念して、7月1日を「びわ湖の日」と決定。今年はその40周年で、滋賀県の主催・共催により県内7カ所で約1900人が参加する清掃活動を行い、約2000キロのごみを回収。
    • 【210306】京都府京都市上下水道局、琵琶湖第1疏水の水を止めて年1回の定期清掃。昨年度、南禅寺ダムから夷川ダムの間で浚渫した砂はは約7千トン。自転車や家電製品などの粗大ゴミも。
    • 【130304】奈良県大和川河川敷で一斉清掃が行われ、市民団体や企業、地元住民など約7,200人がごみを拾い集める。
    • 【110825】福島県いわき市、水道水源の上流にある小野町の一般廃棄物最終処分場について、小野町および事業者との公害防止協定を監視体制等を一部改定。
    • 【110629】和歌山県和歌山市議会で、建設予定の産廃場が下流の滝畑浄水場の水質に影響をおよぼすのではないかとの指摘に、市長は水道局と事業者の協議内容などを踏まえて適切に判断する答弁。
    • 【070517】滋賀県栗東市で産廃処分場の排出水質観測井戸にて高濃度の水銀が検出される。
    • 【061212】和歌山県田辺市のもと町有地が売却された後,売却時の約束と異なり木材チップが野積みにされたうえ,水源河川に流出しているとの指摘。
    • 【061201】長崎県壱岐市で水源近くに産廃処分場計画。
    • 【061201】大分県大分市で水源近くでの産業廃棄物処分場計画に反対運動。
    • 【061110】熊本県水俣市で産廃処分場の位置問題。
    • 【060224】三重県が許可した産廃処分場に対し,簡易水道の水源保護を大義名分に紀伊長島町が水源保護条例を制定して禁止したことを巡っての裁判が判決,禁止処分を取り消す判決。
    • 【060131】徳島県阿南市が水源保護条例に基づいた産廃処分場の設置を差し止めたことに関する最高裁判決。市側には会社に意見を述べる機会が与えられていないなど手続き的に違法との判断,市長側の控訴を棄却。
    • 【051108】岐阜県恵那市の市議会がフェロシルトの使用実態調査と全量撤去を求める申し入れ。三重県亀山市では住民団体が県の責任を明確にし,産廃税を課すなど厳しい処置を行うよう要請。
    • 【051025】山形県高畠町で野積みになっている堆肥の影響を町側が評価,一部に汚染の懸念とか。
    • 【050803】茨城県水戸市における産廃処分場について,地裁判決に対し業者側が控訴。
    • 【050719】茨城県水戸市の産廃処分場に対して住民らが水道原水汚染を懸念して差し止め訴訟をした裁判で,水戸地裁が差し止めを命じる判決。
    • 【050513】千葉県富津市の産廃処分場建設訴訟,原告の差し止め判決が認められる。
    • 【050208】佐賀県佐賀市の住民団体が神崎町長選挙で候補者に水源地のごみ処分場問題について公開質問状を提示,回答を公開。しかしダイオキシン濃度の連続監視装置なんてものは...いくらかかるのか見当も付かないが...
    • 【040731】福島県相馬市の宇多川の上流域に2箇所の産業廃棄物処分場の建設計画。相馬市は水道水源保護条例を制定,市内の一箇所について農地変更申請を不受理,宮城県丸森町の件についても町が反対の意向とか。
    • 【040422】三重県尾鷲市の産廃処理場の下流域の住民が操業停止を求めた裁判で,受忍限度をこえていないとして住民側の請求が棄却される。福井県池田町の産廃処分場計画については設置不許可の公算とか。
    • 【040206】福島県相馬市で産廃処分場建設などをにらんで水下保全検討委員会が開催される。
    • 【040131】山梨県が産廃処分場建設の基準について検討会がもたれる。水道水源への配慮も盛り込まれているとか。
    • 【040131】佐賀県中原町のごみ焼却施設に反対する住民団体が給水タンク(?配水池のことか?)への影響を主張。
    • 【031217】福岡県新宮町の産廃処分場計画が建設中止に。下流に水道水源を有する古賀市の住民の反対なども。
    • 【031113】福井県池田町の町長が県に産廃処分場計画に反対する意見書。水道水源汚染の可能性を指摘。
    • 【030927】山口県楠町で産廃処分場反対運動。
    • 【030925】福岡県筑紫野市,産廃処分場硫化水素事件の現場を市長らが視察。10月22日,産廃処分場の許可は延長が認められなかったものの,将来の許可を示唆したため,水源地を抱える水道企業団等は懸念を表明。
    • 【030902】滋賀県栗東市の産廃処分場付近の地下水から水銀が検出。市民団体が対策要請の活動。11月30日,滋賀県栗東市で市民団体が産廃処分場問題を扱う総会。
    • 【030704】熊本県が廃棄物処理法に抵触したとして,産廃処分業者に撤去命令。付近に簡易水道水源地。
    • 【030621】滋賀県栗東市の産廃処分場跡地から水銀が検出。
    • 【030621】佐賀県中原町のゴミ焼却炉訴訟で,口頭弁論が開始。配水池横の設置が問題と指摘する住民も。
    • 【030611】福井県敦賀市の産廃処分場浸出水からビスフェノールAが検出されている問題で,対策覆土工事が完了したもの,明確な効果が得られていないとの指摘も。調査は続行。
    • 【030517】福岡県筑紫野市にの産廃処分場における排水中のウランの問題について,現在も暫定指針値を超える値が検出されている模様。
    • 【030418】千葉県佐倉市で残土埋め立ての計画に対して水道水源が近く井戸利用者が多いこともあり,住民が難色。
    • 【030315】茨城県水戸市産廃処分場建設差し止め訴訟,裁判長が現場を視察。6月10日,建設反対派が勝訴。
    • 【030201】山梨県明野村で産廃処分場の県が建設許可。町には水源保護条例があるが,村長は県計画は審査対象外との認識。4月4日産廃処分場の白紙撤回を公約に当選した村長に住民団体が要請書を提出。6月14日,白紙撤回が改めて強調される。9月6日,反対派住民が受け入れ拒否。9日,村が県側に改善提案の拒否を通知。
    • 【021119】茨城県笠間市で廃棄物処分場の建設に伴い地下水位が低下,周辺住民団体による調査要求が提出される。【021206】福岡県福岡市の水源地にある産廃処分場に関し,H2Sによる死亡事故やウラン検出などを重視した住民団体などの署名活動が活発化。
    • 【021022】福井県敦賀市の産廃処分場からの漏水について,業者が対応困難を表明,対策を県が代執行することに。11月6日,県が2件目となる強制代執行。16日,地元の市民団体が慎重な論議を申し入れへ。11月18日,採石の継続を認める決定。今後不誠実な行為を行う怖れはないとの判断。11月26日,市側が水源汚染の怖れなしとの見解を出す。
    • 【021008】福岡県筑穂町の産廃処分場侵出水から0.0666mg/Lのウランが検出。水源水質に影響はないものの原因を特定する方針。
    • 【020912】茨城県で産廃処分場の建設を巡り,市民団体の監査請求を監査委員会が棄却。
    • 【020905】水源地産廃問題に取り組むNPOが法人格を取得。
    • 【020903】福井県敦賀市で,違法伐採や違法採石で県の指摘を受けた経歴のある業者が,市の新しい水道水源保護条例に基づき違法でない部分の採石場の設置を申請。6日,市民団体が慎重な審議と情報公開を求める申し入れ。
    • 【020830】佐賀県唐津市で産廃処分場の設置に関して知事が地元住民に説明。10月3日佐賀県唐津市で,産廃施設の建設にともない,水源を有する簡易水道から上水道への切り替えが表明される。
    • 【020819】佐賀県で産廃処分場の建設計画をめぐる説明会が開催され,簡易水道から上水道への切り替えなどの意見が提案される。23日,全地区を対象とした住民投票を実施することで決着。
    • 【020730】福岡県筑紫野市で水源近くの排水からウランが検出された問題で,調査の結果,自然由来のものであるとの判断。ウランそのものの組成が自然界のものに近いこと,現場が花崗岩質で自然起源のウランが検出されることが不自然でないこと,などが説明される。8月8日,地元住民が自然起源との分析に納得せず,専門家を入れた再検討を行うことに。
    • 【020709】青森県田子町と岩手県二戸市にまたがる地域で産業廃棄物の不法投棄に対する対応が協議される。
    • 【020628】福岡県の廃棄物処理検討委員会が産業廃棄物最終処分場の中止を提言。当該処分場の下流域には水道水源。
    • 【020522】福岡県小竹町の水源河川である遠賀川水系省内川で産廃処分場から汚水が入りこみ,取水制限と地下水切り替えで対応する事態に。異臭通報のほかダイオキシン類が3.7pg/L検出。
    • 【020516】秋田県秋田市がごみ焼却施設の洗浄排水から環境基準を上回る1.9mg/Lの鉛(基準1.0mg/L)を検出したと発表。機器の汚染が原因と推定。水道への影響はないとのこと。
    • 【020514】三重県尾鷲市の産廃処分場でポンプの故障により汚水が流出。同産廃処分場は上水道水源の6km上流にあることもあり,公害防止協定違反として警告と改善命令。処分場側は謝罪と流出汚泥の撤去を表明。
    • 【020220】山梨県明野村の産廃処分場問題での裁判が結審。処分場が絶対安全とする推進側と,地下水汚染を心配する反対側の争いが争点。
    • 【011201】佐賀県鎮西町で計画中の第三セクター方式の産廃処分場の説明会。下流に簡水の水源があるため反対運動も。3月26日,計画が理事会で承認される。簡易水道の水源地でもあり反対運動との兼ね合いも。
    • 【011130】宮崎県串間市の産廃処分場でずさんな管理が問題に。住民要望を受け水質試験の実施などの方針が出される。
    • 【011127】福井県敦賀市で産廃最終処分場からビスフェノールAが検出され,市が調査を開始。12月上旬,県は覆土措置の命令。業者側は不服審査性急の方針。12月14日,現場から2km離れた井戸でも汚染がみつかる。県の本会議で批判が相次ぐ。02年8月9日,産廃処分場付近の浸出水からビスフェノールAが検出。水道水源への影響が懸念される事態に。27日,市長が県に漏水防止の嘆願書を提出。
    • 【010809】福島県小野町の管理型一般廃棄物最終処分場に対する住民による「浄水享受権」を根拠とした操業停止訴訟で,10日にダイオキシンは基準以下として請求棄却の判決。住民側控訴。
    • 【010426】宮城県白石市で,産廃処分場業者が県に申請書類を提出。地元の反対もあり遅延の理由などを調査。5月2日,計画予定地の一部が農業用途地区に指定されていたことが明らかに。10月23日,処理場建設申請に対し,書類不備のほか地下水などの問題があるとして県が不許可と決定。
    • 【010408】長崎市三方山産廃処分場付近の松崎町の水源井戸が大腸菌群などの項目で飲用に適さないとした検査結果を得たにもかかわらず,改善指導などの対策が遅れたうえ半年近くも住民に知らせず。97年12月の水銀検出データの改竄事件の経験もあり不信が高まる。9日にはさらに,同産廃処分場からの浸出水に水銀が検出されていたことも明らかに。16日,県議会が反省の申し入れ。5月3日,産廃処分場が違法な操業を繰り返しているとして廃棄物処理法違反で告発状が提出される。
    • 【010330】福岡県久留米市で住民による直接阻止行動に対し市長が説得も平行線。
    • 【010305】奈良県天理市の市長が上流域での産廃処分場に申請許可に抗議。
    • 【001024】長野県駒ケ根市などの産廃処分場が水源を汚染する恐れがあるとして,静岡県の環境保護団体が長野県に対策を要望。

    水源地への不法投棄問題

    • 【231111】宮城県七ヶ宿町の七ヶ宿ダム周辺で、町の職員らによる不法投棄された廃棄物の撤去作業。
    • 【221111】宮城県の七ヶ宿町にある七ヶ宿ダム周辺で、役場職員やボランティア団体が不法投棄されたゴミの回収作業。
    • 【210924】神奈川県相模原市にある横浜市水道局青山水源事務所近くの河川敷で、バーベキュー後とみられるゴミが大量に放置。
    • 【181113】宮城県仙台など17の市と町に水道水を供給する七ヶ宿ダム周辺は不法投棄が多く問題化している。七ヶ宿町やダムの管理所の職員など32人が不法投棄されたごみを回収。町は今後、監視カメラを増やすなど不法投棄への対策を強化する方針。
    • 【180314】岐阜県岐阜市、地下水源の岩野田水源地を廃止し、長良川の水をくみ上げる雄総水源地に統合する計画を、岩野田水源地の北西約2kmで起きた産業廃棄物不法投棄事件に対する住民の不安の声を受けて2008年に計画前倒ししていたがこのほど水源地の統合が完了し岩野田水源地廃止。なお、これまで水質は基準に適合。
    • 【170720】北海道帯広市の、ごみが捨てられてて荒れていた大正神社の湧水を、2004年からの宮司が、清掃、砂利の入れ替え等を行なって2005年に復活させたのを紹介する記事。宮司によると、「災害時の非常用水としても利用できる」とのこと。
    • 【151120】かつての神田上水の水源、東京都武蔵野市の井の頭恩賜公園で、水質改善と外来生物の駆除を目的として池の水を抜く「かいぼり」が行われる。自転車約230台、100kgあるという看板、さい銭箱などが出て来る。
    • 【140422】兵庫県市川町の気象観測所跡地で昔使用されたバッテリー68個が放置されてるのが見つかり、周辺土壌から最大で国の基準の30倍を超える水銀が検出。現場は水道水の取水場所まで10km以上離れていて、水道水からは水銀は検出されていないとのこと。
    • 【121013】三重県、2010年10月に桑名市の河川敷の地中からしみ出した廃油からPCBが検出され、下流約250mにある水道水源からの取水を停止した問題で、原因者不明として、有害物質を含む産業廃棄物の撤去を求める公告を出す。
    • 【070315】東京都や滋賀県草津市で,汚泥処理処分業者が収集した汚泥を下水に投棄する事件。
    • 【061020】愛媛県八幡浜市の水道設備会社が不法投棄のかどで逮捕。
    • 【060909】山形県旧藤島町,三川町の水道用地への不法投棄で2法人と7人が書類送検。
    • 【060615】山形県南陽市で土地開発公社が分譲した土地に産業廃棄物が投棄されていた疑い。入居した会社が損害賠償を求める過程で,敷地内からヒ素や鉛など様々な問題物質が検出された。周辺住民に飲料水汚染への不安が広がる。
    • 【051207】大分県中津市で急速ろ過の浄水汚泥を河川放流していたことが明らかになり,市が処分することに。
    • 【040515】福島県只見町で簡易水道からベンゼンが検出され,約10日にわたって飲用禁止措置。15日解除。
    • 【031206】和歌山県広川町で路上に硫酸ピッチの入ったドラム缶が放置され,県が代執行による撤去。周辺の水質調査などが要求される。
    • 【031015】千葉県館山市の農地で硫酸ピッチが野積みにされ,ドラム缶の腐食により漏出。井戸水の汚染の危険性もあり,市が県に対応を要請。
    • 【030922】茨城県三和町で密造軽油の副生成物である硫酸ピッチが発見される。
    • 【030910】宮城県迫町で,下水道工事のアスファルト片などを含む産廃が不法投棄され,業者に撤去命令。
    • 【030424】熊本県八代市で不法投棄された焼却灰や汚泥などを県,市,県産廃協会,排出40業者などが費用を分担して処分する。浸出水の集水装置などを設置する予定。
    • 【020919】長野県で硫酸ピッチの入ったドラム缶300本が放置される事件。周辺には水道の地下水水源も。
    • 【001116】北海道で水源地のごみの不法投棄の実態調査で水源河川近くにも不法投棄が広がっている実態が明らかに。
    • 【000705】神奈川県の丹沢湖に古タイヤ260本を投棄した男が逮捕。水源汚染の前に撤去。

    備考・出典

    • 110615 テンプレの再構築作業にともない更新。

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