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水道において水を送るプロセスには3種類あります。これらのプロセスは,渠(水路)や管路,池などの施設を用いて水の輸送を行う点で類似していますし,実際に,導水と送水の区別がつかない場合(井戸水源で消毒してそのまま送水する場合)や,送水と配水をかねている場合(配水池へ送る途中で部分的に分岐して配水する場合)もありますので,一括して取り上げることが多いようです。
ここでは,導・送・配水について取り上げます。 配水区域と管網配水区域とは,一群の配水施設(浄水場からの直送を含む)から配水する区域を指し,配水の管理上一体の運用を行う単位です。このため,配水施設の設計は,この配水区域を一単位として行います。
調整池・配水池水道で使用する池状の構造物には配水池や浄水池などを中心に実にさまざまなものがありますが,その能力は概ね水位と容量によって決まります。配水池は池状で自然流下方式,配水場はポンプ場を併設した圧送方式,との違いがありますが,事業体によって定義はまちまちです。
渠体「渠」とは,水を通す目的で構築される矩形や卵型の溝のことで,通常は非圧力で自由水面を有します。大量の水を自然流下で流す場合に過去にはよく使用されましたが,管材料の値段が相対的に下がってきたため,現在では水道用として新設することはあまりないのではないでしょうか。ただし,浄水場施設駆体内などではもちろん多用します。 また,江戸時代の水道では,大規模な導水路は渠となっています。小規模な管では木管や竹管を使用しているケースもあったようです。
管路ここでは,管路に関連する情報などを取り上げます。少したまり気味ですが...
管材料水道用資材の優劣について,勝手な見解でいろいろ書いてたんですが,この分野は各メーカーさんで熾烈な争いをやってらっしゃる分野でもありまして,それぞれに言い分があり,なかなか難しいところです。個人的な見解を述べることもできるのですが,どうしても過去の経験に頼ったものとなるので,ここでは,現在使用されている管材については,それぞれの協会の主張にお任せすることにします。 1) 現在使用されている管材現在使用されている水道用管材のうち,主要なものを4種あげました。他にもありますし,細分化すればそれぞれに種類はありますが,いずれにもそれなりの有効性と用途があります。
ちなみに,鋼帯がい装ポリエチレン管や架橋ポリエチレン管(PEX)等など,個別の機材についてもそのうち。 2) 過去に使用されていた管材以下の2種類は,水道の黎明期や資材の乏しい時代に利用され,水道の普及におおいに寄与した材料です。が,現在では,それぞれに有する問題点が無視できないこと,代替の材料が十分あること,などから使用されなくなり,更新事業が進められています。 |
導水・送水・配水配水区域と管網調整池・配水池渠体管路の設計管材料備考・出典
更新履歴
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