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配水池の維持管理 Maintenance of Reservoir

 配水池の維持管理について。とりあえず場所を確保。

【参考】


配水池の維持管理

1)配水池の清掃

 水道水には消毒塩素を与えていて、さらに日光がさえぎられていることから,どんどん水が腐ったり藻が生えたりすることはよほど管理が悪くない限りありません。

 しかし,ごくごく微小な泥の成分が流れの小さい配水池の中で沈殿したりするので,1年もすると結構汚れたりします。また,配水池の種類や管理状態によっては,塗装がはがれたり,ひび割れが生じたりすることもあります。

 このようなことから、通常、一定の頻度で,配水池の清掃をすることになっています。

 配水池は,あらかじめ清掃を前提として設計されており,2池設けたり,仕切ったり,あるいはバイパス管を設置したりします。でも,池を空にするのは大変ですし,衛生設備なのであまり人を中に入れたくないものです。

 調査レベルでは専門の潜水屋さんにお願いした経験がありますが,最近では配水池の清掃を担当するロボットなんかもあるようです。

  • 【神戸メカトロニクス】(リンク切れ)
     配水池清掃ロボットなど,ユニークな機材が紹介されています。

2)配水池の補強工法

 配水池の補強工法は、さまざまなサイト単位でそれぞれの特徴にあったものが適用されています。私はそれほど詳しくはないですが、会社の同僚たち(当時)は耐震化の検討などでさまざまな工法に取り組んでいるようです。

 一例を挙げると以下のようなものについて、聞いたことがあります。

  • 老朽化した配水池の壁をはつって打ち増す工法
  • 筋交いを入れるような形で耐震化する工法
  • 耐震補強壁を入れて構造的な強度を増す工法
  • 老朽化した配水池の外側に基礎を打って鋼鈑を設置,間隙にエアモルタルを充填する工法
  • 従量物である屋根を撤去して軽いものに変更する工法。他の工法と組み合わせるようです。
  • 撤去して新設する方法。

 また、液状化などで傾いた配水池等の施設を水平に戻す工法も現在では実用化されているようです。必要に応じて、さまざまな工夫事例を収集されるとよいでしょう。

【備考】



目次

配水池の維持管理
 配水池の清掃について。


備考・出典

  •  ロボットの記事が面白かったので,少し調べました。

更新履歴

  • 120903 新様式で作成。


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