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水中にはさまざまな生物が生息しています。水道と生物の関係について簡単にまとめます。 水生生物1)水生生物とは水生生物には,
の区分がありますが,水道で生物と言うと主として動物プランクトンのことをさすそうです。
水生生物は一般に健康被害を与えるような生物ではなく,水道水質基準にもその規定はありません。むしろ,有機物や細菌を補食するなど,処理では益虫のような役割を果たしているといえます。生物処理装置内には様々な生物が活動しているのを観察することができます。
ただし,もしこれらが給水栓でみられると良い印象はありません。このため,不快生物として取り扱われることもあります。 なお,主として人間で増殖し,水をを媒介して広がる,感染性のある原虫類については,別途取り扱います。
水生生物にはいろいろいますが,とりあえず代表的なものを数種取り上げます。 (1)センチュウ類 生物処理槽での主役がこれと言われています。細菌類を食べるため,細菌類の濃度が高い環境でないと増えることができず。細菌の生育できるような表流水で多く見られます。 やっかいなのは,細長くなめらかな体を持つため流出しやすいこと,塩素への耐性が強くすぐには死なないことで,不快生物としてのリスクは高いと言えるでしょう。 (2)ワムシ類 表流水水源でごく普通に見られ,特に卵の状態が強靱で,この形でリークしやすいことが特徴です。 (3)ミズダニ類 名前の印象は悪いですが,クモに近い種類で人間に被害を与える種はなく,小型の昆虫やミミズ,死んだ動物の組織などを食べます。比較的清澄な漂流水や地下水で見られるため,水がきれいであることを示す指標生物にノミネートする声もあります。 【参考】 |
目次水生生物 備考・出典
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