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各物質に関する情報をとりまとめたコーナーです。片っ端から集めた情報を載せる予定です。 水道への影響1)水質基準項目水質基準は,わが国,WHO,USEPAのいずれにも設定されていません。 2)毒性や障害手持ち資料に掲載されていないので,少なくともこれまで水由来のバナジウムによって健康被害が生じた例はないようです。 ただし工業用素材としての純度の高いバナジウムはそれなりに強烈で,適正な管理が要求される規制物質です。粉末で燃焼しやすく,燃焼したときに有毒ガスを出すので,大気汚染防止法の有害大気汚染物質,廃棄物処理法の規制物質に指定されているようです。酸化剤との接触は厳に慎みましょう。 急性毒性は比較的強く,皮下注射実験では発腫瘍性。(神奈川県環境科学センター) 3)汚染原因水には溶けにくい物質ですが,自然由来でにミネラルの一種として微量に含まれる場合があります。 4)処理方法健康被害の例がなく規制もないので,処理の必要性もありません。 5)検出方法ICPとかで検査できるとは思いますが,あえて計測するような物質ではありません。 特記事項1)ミネラルウォーターの売り文句ちょっち聞かれたので調べてみたんです。水質基準にないバナジウムのページを作ったのはそういうことです。 バナジウムでググるとどそどそヒットするのが,なにやら高バナジウムを謳ったミネラルウォーターの宣伝文句です。なるほど,金属としての特性はなかなか興味深いものがありますし,生物の酵素の微量元素としてバナジウムが役割を果たしているらしいのは間違いなさそうです。 が,健康にいいかどうかはちょっと私にはわかりません。数十mg/Lという高濃度のバナジウムを摂取すれば,血糖値を下げる効果があるらしいとの記述がその根拠なんでしょうか。でも血糖値を下げる効果がなぜ健康によいことにつながるのかは,糖尿病ではない私にはちょっとわかりません。腹が減って困るだけです...(-_-;)ソウイヤハラヘッタ...そのほか,あの「血液サラサラ」とかも出てきますが,血液をサラサラにしたければ水道水をどんどん飲めばいいわけで,別にそんな怪しげなのに頼る必要もないし。 私的結論としては,夏休みの自由研究のレベルを超えた研究成果は見出せなかったです。 それでもお好きならどうぞ。水に溶けてる程度なら毒ではなさそうですし。 でも,私はバナジウムで健康になったとか体験談を送ってくるのはやめてくださいね。そういうのが「夏休みの自由研究」なんですから。 【参考】 |
目次水道への影響 特記事項 備考・出典
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