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配水管路の選定や設計に関する事項を整理するための場所です。
【参考】 管種の選定(1)水道用配管材料一覧水道で使用する管材料の選定はアタマの痛いところ。極論すれば,どのような管材でも,水道用として十分な性能をもっています。水道協会による認証を受けていることがこれを端的に説明していると思います。 そうはいっても,さまざまな状況への対応を考えると,得意な管,苦手な管が生じるのはいたし方ありませんし,むしろさまざまなシチュエーションへの対応能力が異なるためにいろんな管種があるわけです。 水道で使用される(可能性のある)配水管,給水管の種類のうち代表的なものを一覧します。
ここでは,どのようなシチュエーションの時にどのような管種が優れるかについてまとめます。 【備考】 (2)耐震性,軟弱地盤への対応軟弱地盤地帯においてはその影響,例えば道路の衝撃荷重や不同沈下の問題についてより重点的な配慮が必要になります。各種管種の地盤変位への適応性について総括します。
【備考】 (3)未整理いろいろありますが,項目が多いのでなかなか全部の作業を一気にやるわけにはなかなかいきません。以下のような点については順次整理していきます。 適用口径にも違いがあります。鋳鉄製の管は大口径用,プラスチック管は小口径用,鋼管は別規格で双方があります。 価格ですが,プラスチック管は安くて軽く,施工も容易です。鉄製の管はどうしても重くなります。ただ,樹脂管は溶剤に弱いのが弱点になることがあります。まさか,と思われるかもしれませんが,実際に溶剤を大量のこぼされ,管が破損した事件があったそうで,最近の浸透性舗装や浅埋を考えると,リスクは増大しているはずです。 地方公営企業法施行規則によると,耐用年数は鋳鉄管で40年,その他の管で25年となっています。 規格の異なる別種類の管の接合にはさまざまな継ぎ手が製作販売されています。 非常時の技術支援や資材の融通などの視点から,近隣市町での配管方法はなるべく統一しておくことが望ましい場合があります。兵庫県南部地震災害の復旧の際に,全国から応援部隊が持寄った資材がなかなか使用できなかった経験から,クローズアップされています。 浄水場,配水場の更新時には、既設管の撤去が問題になることがあります。通常、当時の竣工図や当時の設計者、神様などの記憶から位置を想定した後、設計段階若しくは施工時に「必要箇所を試掘」することで対応することになります。埋め殺しされている管が小配管であれば,施工時に撤去することは作業的には問題ではありませんが、大口径の管路がでてくれば撤去することは大変です。さらに、管が生きているか死んでいるかわからない、水道以外の管の場合がある(工水の管、雨水などの排水管、別系統の送水管、汚泥返送管など)があり、大変やっかいなことになりかねません。既存施設の更新は、こんなことひとつでも大変しんどいです。 電食は特に鋼管の弱点です。というのも,他の管と比べて一体構造で電気を通しやすいためです。鋳鉄管の場合は,ジョイントの部分で絶縁されるため,電飾被害は鋼管よりも小さいようです。 モルタルライニング管といえば鋳鉄管が有名ですが,水道用モルタルライニング鋼管が日本水道鋼管協会規格として、また、上水用モルタルライニング鋼管が日本工業用水道規格として規定されています。これらによると、「水道用塗装鋼管または配管用アーク溶接炭素鋼鋼管に錆止めもためモルタルライニングを施したもの」と規定されています。国内では、沖縄等米軍基地関連を除き、殆ど使用実績はありません。(米国の規格では内外面のモルタルライニングや鉄筋を施したコンクリートパイプ等の規格もあるようです)。 ●硬質塩化ビニル管 ●架橋ポリエチレン管 ●ポリブテン管 ●銅管 【備考】 |
目次管種の選定 備考・出典
更新履歴
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