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水源の開発についての情報を整理するためのページです。海水淡水化関連を分離。 【参考】 海水淡水化1)海水淡水化技術逆浸透膜処理の実用化により,海水の淡水化がそれまでの蒸発法よりも低いエネルギーコストで可能になったとされています。蒸発法の改良も行われていますが,導入実績,費用,エネルギーコストから逆浸透法が主流になりつつあります。
写真は某所で撮影した逆浸透膜モジュールの例です。MFやUFと外観はそう変わりません。 海水の淡水化では,風波の影響を受けず,水が濁りにくく,海生生物を取込まない個所に取水口を設置します。このための方法として,深層取水の他,表層,海岸井戸方式があります。回収率は40%程度以下が普通ですが,福岡で導入を検討している施設では,60%の回収率を見込んでいるとのこと。脱塩99.3%程度です。 表流水処理よりもコスト高となる傾向(m3あたり400円弱との試算あり)がもっとも大きい問題点でしょう。そのほか,濃縮水の放流や,前処理による殺菌,殺藻,炭酸カルシウム,臭素,ホウ素などの問題があります。また,装置内の生物繁殖などの問題から,長期間停止することが難しいため,いったん運用を開始すると停止しにくい点には留意しましょう。ただ,このあたりは,技術や実績の蓄積により改善されていくものと考えられます。 このように,一般に取りいれられつつある海水淡水化技術ですが,「エネルギー高消費率化を加速し、地球環境配慮の時代に背を向ける施策である」という意見(しかも超大物)も厳然として存在することは付記しておきます。 海水淡水化の技術サイトを紹介します。
2)海水淡水化事例事例を中心にサイトを集めてみました。大々的には扱われていませんが,離島関係では結構多数あるようです。
【備考】 |
目次海水淡水化 備考・出典海水淡水化をこちらにもってきたので,表流水と地下水を分離しました。 更新履歴
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