災害の概要

• 場所　沖縄中心
• 時期　2023年8月2日から9日にかけて通過した、台風6号のもたらした、主として強風による停電による被害。
• 分類　台風による停電

　令和5年7月28日にフィリピンの東で発生した台風第6号は930hPaまで発達。8月2日から3日にかけて沖縄地方にかなり接近し、最大瞬間風速が50ｍを超える強風で停電を起こし、主としてその影響で断水をもたらした。その後、西へ進み、東シナ海でほとんど停滞した後、Uターンして東に進み再び沖縄・奄美に接近して通過したため、停電の長期化につながる。その後北上して、9日は九州の西の海上を北に進み、大雨となった鹿児島県屋久島町・宮崎県高原町でも、断水の被害があった。

被害の状況

水道が受けた被害

• 停電による運転停止。
• 水源土砂流入。
• 道路崩落による管路破損。

水道による二次被害

• なし。

対応と対策

平時の備え

• 停電に備えた自家発電機の設置。（ただし企業局から宜野湾市への送水ポンプは、自家発電機が故障）
• 非常用飲料水の準備。
• 給水車の導入。（那覇市・宜野湾市）

応急対策

• 各自治体が給水所で非常用飲料水配布。
• 台風明けは水道の使用量が急増し断水につながる恐れがあるとして、水道水の使用を生活に支障のない範囲にとどめるよう、節水呼びかけ。

抜本対策

教訓

• 事業体として断水してないが、集合住宅やホテル等のポンプが停電して断水してた例が、沖縄県那覇市等多数。
• 台風に備えた家庭でも、経験値を超える長さの台風となり、影響が拡大したのではないかとの説。（230813沖縄タイムス）

災害データベース

• 災害の概要
• 被害の状況
• 対応と対策

備考・出典

• 事故事例データベースに記載。詳細レポートのお問い合わせはこちらへ。

  ---

更新履歴

• 230823　作成。