水道技術経営情報
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海外の水道関連組織 Office of Water Affair

 ここでは,海外の水道関連組織について簡単にメモします。組織なので時事刻々と変わっていったりするのですが,その辺はご愛敬ということで。


海外の水道関連組織

1)英国

 英国の民営水道会社は,水質の管理を行うDWI,料金の監督を行うOFWAT,水環境の監督を行う環境省の3つの行政組織による監視を受けています。このへんの事情は以前文献抄録の法改正絡みでまとめたとおりです。

(1)DWI(水道監査局) Drinking Water Inspectorate

 DWIは,イングランド及びウェールズの水道会社が水質基準を遵守して安全な飲料水を供給しているかどうかの監査と,各水道会社の活動の調査,の2つの業務を中心に行う行政組織です。

  • DWI
     水質基準の遵守状況と経営状態の監査。

(2)OFWAT(水道事業規制局) Office of Water Service(正式名称:The Water Service Regulation Authority)

 水道事業会社の利益と水サービスを受けるユーザーの利益の双方のバランスをとることを目的に,水道会社の料金設定,投資計画,収益性を監督するために水道の民営化に伴い設立された規制委員会です。

  • OFWAT
     水道料金の規制等。

(3)Water UK(英国水道団体連合会)

 (番外編かも。業界団体だし)

 WATER UKは,英国の全ての水道会社から組織される団体で,水道会社の共通の要望に応え,外部に発信することを目的に活動をしています。また,同時に,国家や市民生活に対して,水道会社が最大限に貢献できるよう,さまざまな取り組みを行っています。日本の水団連みたいなもんでしょうか。

  • 国家レベルで方針の定義と周知を図るための体制を整備する。
  • 水道会社の広報を担う。
  • 上下水道を中心とした公共の発展のための討論会を開催する。
  • 信頼にたる情報を集約し発信する

2)米国

 工事中。USEPA,AWWAくらいは書きたいですけどね。EPAは写真をとったこともあるし。

3)フランス

 民営水道で有名なフランスで水道関連

(1)Ministere De L Environnement(フランス環境省)

 ヨーロッパでは,水道事業の民営化と同時に上下水道部門が統合され,水環境全体を視野に入れた,環境に影響を与えないような施策が進められていますが。なかでも,フランスは,いち早く環境行政を重視する戦略を打ち出し,国土開発環境省を1971年に設立したとのこと(ただし自己申告)。

 現在では,経済開発局(DGAD),水道及び水資源局(DE),公害・リスク予防局(DPPR),自然・風景局(DNP)の4局で構成され,国の最重要機関の一つになっているそうです(ちょっと古いかも。)。扱っているのは以下のような内容です。

  • 水道及び水資源局(DE)の使命は以下のとおり。
  • 水環境や河川の保護や運営に関する研究
  • 水源の保護と管理
  • 水源,淡水漁業,水環境の国家レベルでの調停の計画と実行
  • 水源及び淡水漁業の規制

参照


目次

海外の水道関連組織
 とりあえずメモ。


備考・出典

 注意!和名は適当だったりするかも!民営化調査団の視察計画の資料等をベースに掲載してます。


更新履歴

  • 201216 記述更新
  • 120626 新様式で作成


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