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ばっ気処理 Aeration

 水に空気を吹き込むことで,水中の溶存物質等を酸化させる方法です。

【参考】


ばっ気処理 Aeration

1)原理

 ばっ気処理とは,空気と接触させることで,水に溶存している物質を揮散させたり,酸素の酸化力で酸化させる目的で行われます。具体的には,遊離炭酸,トリクロロエチレン類の揮散,溶存鉄の酸化などがあります。

 特に,長期間空気と接触しなかった地下水を原水とする場合において効果的です。

2)種類

 もっとも一般的なのはエアストリッピングと呼ばれる方法で,ノズルから噴水のように水を吹き上げる方法です。このほか,充填塔式,段塔式,空気吹込み式,瀑布式などがあるそうです。

3)特徴

 装置が単純で運転操作が容易,処理コストが安く,安定した処理性があります。薬品が不要なのも大きなメリットです。

 反面,適用できる原水の幅が狭く,空気のきれいなところでないと水質が悪化する場合があります。また,騒音の懸念が大きいのも特徴です。

【備考】



目次

ばっ気処理
 空気による酸化。井戸水の改質などに使用。


備考・出典


更新履歴

  • 120815 新様式で作成。


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